無人ヘリコプター散布で、だいずの紫斑病に優れた予防・治療効果を発揮。-プランダム乳剤25-
だいずの品質を著しく阻害する「紫斑病」。岩手県内で無人ヘリコプター散布による共同防除を展開する (株)水沢農薬の菅原部長と小島課長に、紫斑病の無人航空機防除についてお話を伺いました。
だいずの紫斑病対策として、開花期以降に1~2回防除を実施
だいずの重要病害である「紫斑病」。JA管内で共同防除事業を展開する(株)水沢農薬の菅原部長と小島課長に共同防除のポイントを伺いました。
「紫斑病は開花期以降1~2回の防除が基本。1回目の散布は開花20日後にあたる8月下旬が適期になります。雨が降ると適期に散布できないこともあるので、その場合は薬剤のローテーションを入れ替えることもあります。いずれにしても散布適期と天候が重要ですよね。」
また、無人ヘリコプター散布の場合、周辺作物へ飛散をしないよう、だいずを倒さないように、飛行高度には最大限の注意を払っているとのこと。
紫斑病対策としてなくてはならない殺菌剤、プランダム乳剤25
同社では2020年からだいずの無人ヘリコプター共同防除でプランダム乳剤25(以下、プランダム)を採用。現在はプランダムを含めた系統の異なる剤を紫斑病対策としてローテーション散布されており、プランダムに信頼を寄せていただいています。
「なかでも以前より採用しているアミスター20フロアブル(以下、アミスター20)と今回採用したプランダムの2剤は、予防・治療効果を兼ね備えており、紫斑病防除において、信頼性の高いなくてはならない殺菌剤ですね」。
【無人ヘリコプター防除も請け負う水沢農薬の社屋】
無人ヘリコプターによる少水量散布で、プランダムの安定した高い効果を実感
ここ数年、開花後にあたる8月以降に降雨が多く、例年よりも紫斑病発生率が高い年が続いたそうです。「ところが生産者の方からは、『雨が多かったここ数年でもだいずの品質は上々だった』という話をよく聞きます。そんな時プランダムの高い効果を実感しますね」と無人航空機散布でも安定した効果の高さを評価していただきました。
【注意を払いながら無人ヘリコプターを操作するオペレーター】
防除面積の拡大が予想される無人航空機散布でも使いやすい
また、プランダムは「溶けやすくて無人ヘリコプター散布でも使いやすい」とオペレーターさんの実感を小島課長からも伺うことができました。
「今後はだいずの防除でも、無人ヘリコプターやドローンなどの無人航空機散布面積が拡大していくのではないでしょうか」と話すお二人。“鉄板”のアミスター20とプランダムがますます貢献できそうです。
【だいず圃場での防除に活躍する無人ヘリコプター】
【プランダム乳剤25を使った「だいず」の紫斑病に対する防除スケジュール】
岩手県奥州市水沢 株式会社水沢農薬 菅原部長、小島課長
(株)水沢農薬では、管内の農薬・農業資材の卸販売をメインに展開。
グループ会社の(有)岩手スカイテックとのコラボレーションにより、JA管内を対象とした水稲、だいず、小麦の共同防除事業を運営。
※掲載内容は取材当時のものです。