製品の安全性への責任
シンジェンタは、研究開発から製造、使用、そして廃棄に至るまで、製品のライフサイクル全体を通じて安全性を確保することをコミットしています。
製品コンセプトの段階から最終的な使用に至るまで、研究開発の全過程を通じて人と環境への影響評価を実施しています。安全性評価では、製品使用者や食品・飼料の消費者への影響に加え、土壌・水・大気・動植物への影響も対象としています。使用者、環境、作物、消費者にとって安全であることを示せた製品のみが、規制当局の承認を経て市場に投入されます。
より安全な散布を実現する技術開発
シンジェンタは、専用ノズルやクローズドアプリケーションシステムなど、製品を正しく散布するための技術開発にも研究開発の一環として取り組んでいます。こうした技術は、作業者や周辺環境への影響を最小限に抑えながら、必要な場所に必要な量だけ製品を届けることを目的としています。
安全な使用を広げるために
生産者が製品を安全かつ効果的に使用できるよう支援することも、スチュワードシップの重要な柱です。シンジェンタグループは、2030年までに年間1,700万人の生産者への安全かつ責任ある製品使用トレーニングを行うことをグローバル目標に掲げ、各国の政府機関、NGO、業界団体、販売パートナーと連携しながら、教育活動を進めています。
トレーニングは対面だけでなく、識字率や利用環境が異なる生産者にも情報が届くよう、写真や図を用いた教材、実演、放送メディアを活用したプログラムなど、多様な手法で展開しています。また、オンラインプラットフォーム「Pesticidewise」を通じて、生産者向けに製品の安全な使用に関する情報も提供しています。安全データシートや製品ラベルには、危険性、安全な取扱い方法、散布方法、緊急時対応に関する情報を、各国の規制要件に沿って記載しています。
適正な保管・管理の徹底
製品の誤用を防ぐうえで、適正な保管もスチュワードシップ活動の重要な一部です。ラベルや取扱説明書に基づいた正しい保管・使用方法を周知することで、生産者・作業者・周辺環境への安全性を高めています。
インシデントへの対応と継続的な改善
シンジェンタは、生産者や消費者が懸念事項を伝えたり、インシデントを報告したりできる仕組みを整えています。安全データシートや製品ラベルには緊急連絡先を記載し、必要な際に速やかに支援を受けられるようにしています。
中毒情報センター、病院など複数の情報源から寄せられるインシデント情報は、自社のインシデントデータベース「AIDA」に集約されます。ここで得られた知見は、スチュワードシッププログラムの改善や規制当局への申請資料の作成に活用され、継続的な改善につなげています。
シンジェンタの取り組み
シンジェンタは、「より高い収量を、より低い環境負荷で」というサステナビリティ目標のもと、製品の安全性と責任ある使用の両立を通じて、生産者と社会からの信頼に応え続けます。