環境保全型農業

環境保全型農業

農業は、生産量を増加する必要に迫られています。しかし、土壌侵食と水質は、既存の農地の生産性を低下させます。2025年には、一人当たりの利用可能な肥沃な農地は、1950年の3分の1以下であると予測されています。これは、新たに土地を耕作地へと転換する必要があるということです。多くの場合、生物多様性にとって非常に重要な自然のままの原野が犠牲になります。

農家は、伝統的に土地を耕し、苗床をつくり、雑草を防除します。土は、丸裸になり、侵食されやすくなり、土地の劣化を招きます。耕起が繰り返されることにより、圧縮された土壌は多くの水を含むことができません。そのため作物の栽培に必要な雨水の流失と自然の貯蔵庫が減少します。耕起された土地の表面から流れ出た大量の水は、土壌の負荷を増し、栄養素や化学物質が水系に洗い流され、環境に影響を与えます。

 

私たちの目的

土壌侵食を最小限にくとめ、土地の生産性を向上することによって、農家を支援する地域プログラムを開発し、促進する水管理と緩衝地帯の使用における専門的知識を深めることにより、水質を維持、改善し、効率的な水の使用を促進する。

 

私たちの取り組み

シンジェンタの製品は、農家が最小限の耕起作業で雑草を防除できようお手伝いしています。各地域のパートナーと一緒に、過度の化学物質が水系に入り込むのを防ぐために、私たちは持続可能な慣行を支援しています。

土壌保全と水質200820072006
活動しているプログラム304135
総投資額 (百万ドル)1.21.51.3

 

2008年度の地域別 土壌保全と水質への投資

2008年度の地域別 土壌保全と水質への投資
 EAME 51.4%
 NAFTA 39.1%
 LATAM 5.3%
 APAC 4.2%

 

シンジェンタの貢献

シンジェンタの貢献
タッチダウン®やグラモキソン®などの私たちの非選択性除草剤は、農家が地面を耕起することなく、雑草を防除することを可能にします。最小耕起として知られるこの方法は、根を傷つけることなく残すため、土壌構造を保全することができます。これにより、侵食やより容易に水を吸収することができる為、地表の流出を減少します。

最小耕起は、農家とその家族が絶えず続く労働 - 集中的な手作業による防除に必要とされる時間と労力を削減します。 機械による耕起と結びついている燃料費用と炭素排出量もまた、劇的に減少します。

幅広い作物における広範囲の調査は、この技術により土壌侵食と栄養素の損失が大幅に減り、水系と生物多様性が保全されていることを示しています。シンジェンタは、世界中の多くの国の政府、NGO、大学とパートナーシップをくみ、最小耕起の影響のさらなる調査を支援しています。私たちは、農家や環境団体とも、水系を保護し、生物多様性を推奨することを可能にする新たな保全方法の促進を進めています。