コウキヤガラやクログワイに効果があって 残効が長く、移植後7日から使える。 それが9年間使い続ける理由です。
水稲70ha、麦40haなどを作付する三重県多気郡明和町の(株)ヤマヨ組。水稲用除草剤では、2015年より全圃場でアクシズMX1キロ粒剤(以下、アクシズMX)を愛用。長きにわたり使い続けるその理由を同社代表取締役の小竹行哉さんに伺いました。
目次
夏場の気温が高まる中、“てごこしい”水田管理が大事に
アクシズMXを導入したら、コウキヤガラやクログワイに効いて、中・後期剤が不要になった
多年生雑草に効果があって残効が長く、移植後7日からまけるのはアクシズMXの強み
エアー粒剤なら、2人がかりの散布作業を1人でできる
夏場の気温が高まる中、“てごこしい”水田管理が大事に
強い日差しが照り付ける7月下旬、農作業の合間に(株)ヤマヨ組の圃場にお邪魔しました。同社は従業員8名で水稲70ha(すべて移植水稲)、麦40ha、だいず15haを管理。水稲では、近年の高温下における水田管理とカメムシの防除が課題なのだそうです。まず、課題への対策について小竹さんに伺いました。
「夏場の気温が高くなってきているので、施肥の仕方も配慮が必要。例えば、元肥で足りない分を穂肥として追肥しますが、タイミングが早すぎると倒伏リスクが高まるし、遅すぎると食味に影響する。だから、葉色や稈長をこまめに観察しながらタイミングと施肥量を決めていくようにしています。カメムシは最近すごく発生量が多くて、この高温下で、いかに最適なタイミングで防除するかを試行錯誤しているところです」。
取材当日、小竹さんから、三重県の方言で「てごこしい」という言葉があると教えていただきました。 “よく手がかけられている”という意味だそうで、水田の管理もいかに手をかけてあげるかが大事なのだそうです。
「水管理にしても、ただ水口を開けて水を入れっぱなしにすると、水温が下がりすぎて根が伸びず茎数ひいては穂数が確保できない。だから、必要な時に必要な分だけ水を入れるんです。品質や収量を考えたら、いかに“てごこしい”水田管理をするかにかかっているわけです」。
アクシズMXを導入したら、コウキヤガラやクログワイに効いて、中・後期剤が不要になった
小竹さんが試験を経てアクシズMX1キロ粒剤(以下、アクシズMX)を導入したのは2015年のこと。導入当初は、初期剤を田植え同時処理し、田植え2週間後にアクシズMXを散布されていたのだそうです。
「10年前ぐらいまで、初・中期一発剤を田植え同時処理して、その後は中・後期剤に頼っていたんですが、初期剤とアクシズMXの体系処理にしたらノビエはもちろん、コウキヤガラとかクログワイといった多年生の難防除雑草にすごく効いたんです。中・後期剤もほとんど使わなくて済むようになって、その分のコストがダウンしたし、手間も確実に減りました」。
多年生雑草に効果があって残効が長く、移植後7日からまけるのはアクシズMXの強み
小竹さんはアクシズMX導入4年目から初期剤の使用をやめて、現在では基本的にアクシズMXのみで雑草管理をされています。導入以来9年にわたり使い続けるその理由はどこにあるのでしょうか。
「田植えしたばかりの稲は根の活着を優先したいから、本当は一時的に落水したい。だけど、初期剤を効かせるためにはちゃんと湛水しなきゃいけないから、以前は仕方なくそうしてたんです。でも、販売開始数年後に、アクシズMXの適用拡大で移植後7日からまけるようになった。だから移植後は一時的に落水して稲を活着させてから水を深く張って、田植え10日後ぐらいにアクシズMXを一発剤としてまくようにしました。
移植後7日から使えて、コウキヤガラ、クログワイ、オモダカといった多年生雑草にも効果があり、残効が長い初・中期一発剤っていうと、他剤を探してもほとんどない。そこがアクシズMXの強みだと思います」と小竹さん。
また、長く使うための工夫として「2014年にアクシズMXの試験をした時は、水持ちの良くない田んぼを選んだんですが、漏水してもちゃんとノビエに効いたんです。とは言うものの、初期剤を使わずにアクシズMXだけで雑草を抑えるには、やはりしっかりとした水管理が必要。うちでは、全圃場の水管理を徹底できる従業員体制が整ったので、アクシズMXの効果を最大限引き出せるような水管理に努めています」とおっしゃいます。
エアー粒剤なら、2人がかりの散布作業を1人でできる
現在は、動力散布機とナイアガラホースを使った2人体制で、アクシズMX1キロ粒剤を散布されている小竹さん。「今後の営農を考えると、散布労力を低減したいので、自己拡散型の製剤をつくってほしい」とのご相談があったため、本年から上市された新製品アクシズMXエアー粒剤をご紹介したところ、興味津々のご様子でした。
「自己拡散型なら粒剤が勝手に広がっていくから、動力散布機を使って1人でもまける。今まで2人がかりだったのが1人で済めば、もう1人はほかの作業ができて効率が上がります。より “てごこしい”管理ができるようになる。アクシズMXに自己拡散性製剤があるなら検討していきたいですね」。
今後は水稲100haをめざして営農していくほかに、だいずの収量安定化を図っていきたい、とお話を締めくくってくださいました。
株式会社ヤマヨ組 代表取締役 小竹行哉さん
水稲70ha(コシヒカリ50haのほか、イクヒカリ、みのりの郷など)、麦40ha、だいず15haを作付。
地域の担い手として、農地や農作業の受託なども展開する。
※掲載内容は取材当時のものです。
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