80億人を超える世界人口に対しての安定的な食料供給の維持は、本質的かつ危機的な課題です。一方で、世界レベルの気候変動が改めて深刻な課題として注目され、農業分野がもつ影響と果たすべき役割が問われてきています。日本においても農業従事者が激減するなか、極端な気候変動や環境ストレスによる影響も相まって、農業の生産力維持が喫緊の課題となっており、食料安全保障に注目が高まっています。緑地管理を含む農業の持続可能性課題の解決には、イノベーションによる技術革新が不可欠です。シンジェンタジャパンは、グローバル企業としてのリソースとテクノロジーを最大活用し、日本に根を下ろした農業に貢献していく企業として、現場に根差した付加価値の高い総合的なソリューションの開発、また関係する皆様とのコラボレーションや新しいイノベーションエコシステムの創出を推し進めてまいります。シンジェンタジャパンでは、日本農業の20年後の未来を開拓する「Future Frontier 2040」に取り組んでいます。プラントヘルスカンパニーとして、日本農業の生産性向上と環境負荷低減に貢献していくことを目指し、「顧客課題を解決するジャパン・イノベーションを創出し、唯一無二の価値を認められ、すべての分野でナンバー1になる」という中期ビジョンのもと、社員一丸となり邁進いたします。 次の20年のイノベーションが 私たちが豊かにくらしていく 次の100年の世界を左右する - 植物のちからを暮らしの中に -シンジェンタジャパン株式会社代表取締役社長小林 久哉