リゾケアXLは水管理も雑草対策も移植と大きな違いはありません。残効の長いアピロファーストと同時散布できるのも助かります。
農業大学校を卒業後、新規就農者として実家で就農し、水稲を中心に栽培する平井 翔さん。若手農業者として地域の農業を牽引しています。2023年にリゾケアXLを導入され、2024年からはアピロファースト1キロ粒剤(以下、アピロファースト)もお使いいただいています。その効果の実感を伺いました。
【目次】
滋賀県高島市でファーム ひらいを経営する平井 翔さん。お父様とお母様の3人での家族経営で水稲、だいず、麦などを栽培しています。2024年は水稲45haのうち、3.2haでリゾケアXL(栽培品種:キヌヒカリ)を導入いただきました。
実は平井さん、直播をずっと避けていたそうです。直播は水管理や雑草対策が難しいという先入観があり、家族だけでは手が回らないだろうと考えていました。ところが、リゾケアXLを導入した生産者の動画で、細かい水管理や手間のかかる雑草対策が省力できると知り、興味を持ったと話します。
「調べたら滋賀県の先輩農家がリゾケアXLを使っていると知り、話を聞きに伺いました。先輩から『リゾケアXLは良かったで~』と教えられ、うちでも導入してみようと思ったんです」。
地域の担い手として、年々栽培面積が増える一方で、育苗するハウスには限りがあるため、対策を講じなければと考えていた頃でした。リゾケアXLなら育苗の手間がないことでその対策になるのではと、まずは、2023年にキヌヒカリの圃場の一部(30a)でリゾケアXLを試験的に栽培していただきました。
「播種後1週間で出芽し、その後の生育にも問題はなく、湛水直播で懸念していた水管理や雑草対策も、移植と大きな違いはありませんでした。肥料を適期に使えば十分な収量が期待できるという実感を得たので、2024年はキヌヒカリの移植栽培をすべてリゾケアXLに切り換えることにしました」。
育苗中の病害の心配も少なく、精神面の負担も軽減したリゾケアXL
リゾケアXLの播種は乗用播種機を使い、代かき翌日に行っていらっしゃいます。移植圃場の田植え作業は2人がかりで1日の作業面積が平均2.5haほどでしたが、リゾケアXLはほぼ1人で1日3~3.5haに播種でき、作業性が向上。さらに移植と比較したメリットをこう話します。
「種が届いてすぐに播種できるので、育苗期間をスキップできます。それだけではなく、移植は苗の緑化期に病気にならないようにとても気を使うのですが、リゾケアXLはその心配が少なくなり、精神的にラクになりました」。
2024年は播種後の気温が低かったため、出芽までに10日かかりましたが、その後は気温も上がり、順調に生育したとのこと。
「キヌヒカリは倒伏しにくい品種で、直播に適していると思います。一方で分げつしにくい品種ですが、これも問題なく、十分な収量も得られました。今後もリゾケアXLを使っていこうと思える収量でしたね」。
播種同時散布で雑草を抑え、残効も長いアピロファースト
当初懸念していた湛水直播の水管理ですが、リゾケアXLは最初から水を入れられるため、思っていた以上に使いやすかったと評価していただきました。
また、初期剤を播種同時散布することで、雑草対策も移植と大きな違いはなかったと話します。
「2023年にリゾケアXLの試験栽培をした30aのうち10aには初期剤を使わず栽培したところ、初・中期一発剤だけではノビエなどを抑えきれず、後期除草剤を使わざるを得ませんでした。一方、初期剤を播種同時に使った20aは、その後の初・中期一発剤との体系処理で雑草を抑えられました。リゾケアXL圃場の雑草対策は、初期剤で抑えることが重要だということがわかりました」。
2024年は初期剤として、アピロファーストを播種同時散布していただきました。
「アピロファーストは、雑草を抑えるのはもちろん、残効が長いのも助かります。2024年は播種後の積算温度が不足して出芽が遅かったのですが、播種後約2~3週間、雑草をしっかりと抑えてくれました。薬害もなく、リゾケアXLと相性の良い薬剤だと思います」。
リゾケアXLを増やして省力化を推進し、地域の農業を守っていきたい
ファーム ひらいのある上古賀地区は、高齢化による離農が進んでいます。平井さんが最も若く、その次の若手は60歳のお父様なのだそうです。平井さんが就農した7年前は隣の下古賀地区と併せて25軒あった農家が、現在は10~12軒にまで減少しました。
2つの地区には約160haの水田がありますが、平井さんは将来的にこの地域に耕作放棄地を作らないように努力していきたいと考えています。
「今後、栽培面積が増えることはわかっていますので、省力化には積極的に取り組んでいきたいです。リゾケアXLも増やしていきたいですし、アピロファーストもずっと使い続けたい剤です。できれば、今後は多収品種をリゾケアXLで栽培してみたいですね」。
生まれ育った地域だからこそ、農業を守っていきたいと力強く語る平井さん。若き農業経営者として、これからも努力を重ね、地域の農業を発展させていくことでしょう。
【平井さんのリゾケアXL圃場(キヌヒカリ)防除スケジュール 】
荒代かき:播種の2日前
代かき:播種前日
播種・アピロファースト同時散布:5月20日
初・中期一発剤:6月初旬
収穫:9月15日~20日
ファーム ひらい 平井 翔さん
1998年生まれ。滋賀県立農業大学校を卒業後、就農。
2024年は水稲45haを栽培。主な水稲栽培品種はコシヒカリ、みずかがみ、にじのきらめき、キヌヒカリ、日本晴など。その他、麦10ha、だいず10haも栽培している。
※記事に登場する人物の、製品に関するコメントは個人の感想です。
※掲載内容は取材当時のものです。
関連製品