体験レポート

ドローンの播種時処理でも薬害なし。 ノビエ、ホタルイ、クサネムを20日間しっかり抑えて、 初期除草剤としての効果は十分でした。

水稲
宮城県大崎市の福田榮喜さん
【宮城県大崎市の福田榮喜さん】

会社員として働くかたわら、息子さんとともに5haの水稲を手がける福田榮喜さん。20245月、リゾケアXLによる湛水直播を導入し、初期除草剤アピロファースト1キロ粒剤(以下、アピロファースト)を散布されました。「直播水稲は今回がはじめて」と話す福田さん。導入の経緯とその使用実感を伺います。

 

【目次】

直播水稲への取り組みは、難しいイメージが障壁に
ノビエ、ホタルイ、クサネムを20日間抑え、安全性もしっかり
雑草がある程度大きくなってから枯れるのが特徴的
来年はリゾケアXLをもう1ha増やしたい。
 

 

直播水稲への取組みは、難しいイメージが障壁に


 息子さんと2人で水稲、さといもなどを作付する宮城県大崎市の福田さん。稲作では、育苗施設や労力の不足といった課題を抱えており、その解決策として直播水稲の導入も以前から検討されていたそうですが、導入には至らなかったとのこと。

 「JAでは乾田直播をすすめていて、播種機などもレンタルしているようなのですが、うちの圃場は水はけが良くなくて雨が降るとなかなか乾かないから、乾田直播に向いてないんです。また、直播水稲は省力化とコストの面ではメリットが大きいけど、技術的なハードルが高いイメージがある。苗立ちが不安定で移植と比べて収量が下がるとか、雑草管理が大変とか難しそうでしたから」。

 そんな時、地元の農業資材卸会社の紹介ではじめて知ったのが、水稲湛水直播向けコーティング処理済み種子リゾケアXLと湛水直播専用 初期除草剤アピロファーストでした。

「リゾケアXLは直播初心者でも取り組みやすいって聞いたから、それじゃやってみようと決めたんです」。

 

 

ノビエ、ホタルイ、クサネムを20日間抑えた。播種時に散布できて便利だし、安全性もしっかり


 福田さんは20245月、1ha区画の圃場(ひとめぼれ)でリゾケアXLによる湛水直播を導入。播種前日に代かきを実施し、翌日510日には資材会社のオペレーターによるドローン播種とアピロファーストの散布、61日には初・中期一発剤のジャンダルムMXジャンボを投げ込み処理されました。

リゾケアXLを導入した圃場は、2023年までほかの生産者の方が作付されていた場所。もともとノビエ、ホタルイ、クサネムといった雑草が多い圃場でした。

 「直播水稲に使える初期剤って、効果がいま一つというイメージ」と話す福田さん。アピロファーストの除草効果は、どうだったのでしょうか。

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 【ひとめぼれのリゾケアXL圃場。『倒伏が心配なぐらい生育が良好』と福田さん】 

「その圃場は水持ちがいいこともあって、初・中期一発剤のジャンダルムMXジャンボを処理するまでの20日間、アピロファーストが雑草をしっかり抑えてくれました。その頃はノビエも、ホタルイやクサネムもなかったから、初期剤の効果としては十分ですね。播種時にまけて便利だし、薬害も見当たりませんでした。安全性にもしっかり配慮されてるなっていう感じがしましたね」。

 

 

雑草がある程度大きくなってから枯れるのが特徴的


 また、ドローン散布後の経過を見に度々圃場を訪れた資材会社のご担当者は、「アピロファーストは播種時に散布できるから、リゾケアXLのような湛水直播との相性がいいですね。それと、除草効果ですが、散布してすぐに効果が出るんじゃなくて、ノビエなどの雑草がある程度大きくなってから枯れるのが特徴的。散布当初は『あれ?枯れないな?』て思ってたんですが、ノビエが2葉期ぐらいになってから枯れたんです。稲の出芽10日後ぐらいには、ノビエもすっかり枯れてなくなってました」とおっしゃいます。

アピロファースト1kg粒剤
【アピロファースト1kg粒剤】

 

来年はリゾケアXLをもう1ha増やしたい


 取材に伺ったのは2024年の8月上旬のこと。最後にリゾケアXLとアピロファーストの今後の使用意向についてお聞きしました。

「リゾケアXLの圃場は、苗立ち率90%ぐらいあったんじゃないかな。多すぎて間引いたぐらいです(笑)。現時点では、葉色が青々としていてすごく生育が良好ですよ。このまま倒伏せずに移植水稲並みの反収がとれれば、来年はもう1ha増やしてみたい。その際にもアピロファーストは欠かせません」。

 作業受託も徐々に増えつつあるという福田さん。将来的な面積拡大を考えると、移植水稲、湛水直播のほかに、排水性の高い圃場では乾田直播も取り入れて組み合わせることで、作期分散と省力化を図っていきたい、と今後の目標を語ってくださいました。

 

【福田さんのリゾケアXL圃場(ひとめぼれ)防除スケジュール】

代かき:播種前日

ドローン播種・アピロファースト散布:510

出芽:524

1週間落水後の再入水:530

ジャンダルムMXジャンボ投げ込み:61

収穫:9月下旬

 

福田様

 

 

 

 

 

宮城県大崎市

福田榮喜さん(右)と息子さん(左)

兼業農家として、息子さんとともに水稲7ha(ひとめぼれ、ささ結のほかWCS)、だいず2ha、さといも35aなどを作付。

※掲載内容は取材当時のものです。

 ※記事に登場する人物の、製品に関するコメントは個人の感想です。

 

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