大豆の雑草防除のキホン「高品質・高収量な大豆づくりのまめ知識」

病害虫・雑草コラム
大豆の雑草防除

大豆の雑草防除のキホンを、雑草の生育状態、雑草の種類、除草剤の観点でご紹介します。

圃場の雑草の生育状態と種類を確認


除草剤は、それぞれの作物によって使用時期が決まっています。大豆においても、除草剤の適用ごとに使用時期が異なります。雑草の生育状態を把握しながら使用しましょう。

【雑草の状態】

雑草の状態
壌処理除草剤 茎葉処理除草剤

また、季節によって雑草の種類が異なります。 雑草の種類を確認して、上手な除草に活かしましょう。

【雑草の種類】

雑草の種類

圃場が大豆の葉で覆われるまでの防除には土壌処理除草剤


土壌処理にによる除草は、地表面の処理層で芽の生育を阻害すると同時に、処理層に含まれる成分が根から吸収され、芽の光合成活動を阻害します。そのため、圃場が大豆の葉で覆われるまでの時期の雑草対策として有効です。

【土壌処理】

土壌処理

土壌処理除草剤のデュアールゴールドは、イネ科雑草から一部の広葉雑草まで幅広い雑草に効果があります。雑草発生前処理で40日以上抑草します。

取りこぼし、つる性雑草には茎葉処理除草剤


一方、茎葉処理よる除草は、雑草の種類に拘わらず、薬剤がかかった植物を枯らす作用をもち、土に落ちた薬剤はすぐに除草効果を失う特徴をもっています。茎葉処理除草剤を使った生育期の取りこぼしやしつこいツル性雑草対策も大切です。

【茎葉処理】

茎葉処理

茎葉処理除草剤のプリグロックスLは接触型の除草剤で薬剤がかかった部分だけを枯らすので、畝間処理で使うことができます。タッチダウンiQは、浸透移行型の除草剤で、薬剤がかかったところから植物全体に有効成分が浸透し、植物そのものを枯らします。地下茎で繁殖する多年生雑草に有効です。生育期のスポット除草にはパクパクによるタッチダウンiQの塗布処理がおススメです!

大豆に使用できる除草剤と上手な使い方


大豆に使用できる除草剤と上手な使い方

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