アビオスリーの使用で、初年度は玉揃いの良い大玉を確認。 手持ちの道具で、楽に使える使い勝手の良さも◎。
足寄町の生産者が業界トップの冷凍コロッケを支える
(株)味のちぬやは、香川県三豊市に本社のある冷凍食品メーカーです。冷凍コロッケをはじめ冷凍のメンチカツ、ハムカツ、チキンカツ、ササミカツなどを主に業務用で製造しています。主力の冷凍コロッケは1日360万個を製造し、シェアは28.2%と業界トップを誇ります。
足寄町に(株)北海道ちぬやファームが設立されたのは、2013年4月。2018年には現在の足寄センターが完成しました。農産部リーダーの鈴木信さんはこう話します。
「冷凍コロッケの原料であるばれいしょの安定供給が目的でした。足寄町内で馬鈴薯を収穫されている生産者様や、コロッケを購入して頂いている消費者の方々に安心して頂くための拠点として、本施設を設立しました。」
足寄町の生産者が栽培したばれいしょは、40g以上の大きさを同社が買い取り、選別作業を経て、足寄センターの約6000トンの巨大な冷蔵施設に保管されます。ばれいしょを高品質のまま保管ができる施設です。その後、順次、四国の工場に送られ、冷凍コロッケの原料として使われます。
選別作業ではじかれたばれいしょについては、どこに原因があったのかをすべて記録し、生産者にフィードバックし、品質の向上につなげています。「今後も足寄農協様と持続可能な農業、安定した原料の確保に向け取り組みを進めて参ります」と鈴木さんは語ってくださいました。
アビオスリーの散布で、玉揃いの良い大玉を確認
同社は自社農場でもばれいしょ栽培を手掛けており、2023年は5haで栽培をしました。自ら生産することで天候異変などがあっても、安定供給をするためです。このうちの1haで、アビオスリーの試験栽培に協力していただきました。
「生産者は輪作体系の中でばれいしょを栽培していますので、栽培面積を増やすにも限りがあります。高温や集中豪雨など条件が悪いときでも、収量を上げることができる資材なら使ってみたい。使えるものは使いたいと、今回、試験栽培を行いました」(鈴木さん)
散布は2回。1回目は6月16日、2回目は6月27日と、それぞれ殺虫剤との混用で葉面散布しました。8月25日に抜き取り調査を行い、連続した5株を3カ所で抜き取り、等級別に計数しました。その結果、アビオスリー試験区は慣行区と比べ、サイズの大きなばれいしょが多く、玉も揃っていたことで、効果が確認できたと話します。
「慣行区との違いがはっきりと出ていたのには驚きました。大玉サイズが多いことは、そのまま収量が上がることにつながります。使用もブームスプレイヤーで他の剤と混用でき、楽に使える点もいいですね。どのタイミングで使えば、いちばん良い効果が出るのか、その見極めが難しいですが、それをマスターすれば、良い資材だといえると思います」
鈴木さんはそう評価します。2024年に自社農場でのばれいしょ栽培に、アビオスリーをもう1度使用する予定です。ここで満足ができる結果を得られれば、足寄町の生産者にもアビオスリーを勧めたいと、前向きに話していただきました。
【(株)北海道ちぬやファーム様 アビオスリー試験時のばれいしょ栽培暦】
- 4月20日~ 植え付け
- 5月17日 除草剤
- 6月15日~16日 殺虫剤と混用しアビオスリーを葉面散布
- 6月27日 殺虫剤と混用しアビオスリーを葉面散布
- 6月20日~ 着花
- 7月5日 殺菌殺虫剤
- 7月18日 殺菌剤
- 7月27-28日 殺菌殺虫剤
- 8月11日 殺菌剤
- 8月21日、22日 枯凋剤
- 9月7日~ 収穫(14日間)
(株)北海道ちぬやファーム
資本金1億円 売上高202億6200万円(2022年3月実績)主力のコロッケだけでも150種類以上を製造する(株)味のちぬやが持つ北海道の生産・調達拠点。看板商品の「むかしコロッケ」はメインサイズの60グラムシリーズだけで月間売上1300万個を販売するメガヒットコロッケとなっている
※掲載内容は取材当時のものです。
※記事に登場する人物の、製品に関するコメントは個人の感想です。