大豆の害虫防除のキホン「高品質・高収量な大豆づくりのまめ知識」

病害虫・雑草コラム
大豆の害虫防除 ハスモンヨトウ

大豆の害虫防除のキホンを、雑草の生育状態、雑草の種類、除草剤の観点でご紹介します。

圃場に発生する害虫を知っておく


大豆圃場に発生する様々な害虫を防除するにあたり、大切なことは何の害虫がいつ発生する圃場なのか知っておくこと。被害の予測は、日頃から害虫の発生状況を観察することで可能になります。そして、予測される害虫の発生に適した防除方法を選ぶことができるのです。つまり「害虫の発生は許さない」ということではなく、害虫の種類や発生時期に応じて防除時期や防除方法を判断することが必要なのです。

圃場まわりの雑草に注意する。予防防除を心がける


大豆圃場のまわりに雑草が繁茂していると、その雑草が害虫のすみかになってしまいます。除草剤で雑草を防除し、害虫のすみかを一掃しておきましょう。また、害虫防除では、生育期の茎葉散布剤使用だけに頼らず、種子処理剤などにより予防防除を心がけるようにしましょう。

【圃場まわりの雑草は害虫の住みかに!】

圃場まわりの雑草は害虫の住みかに!

大豆の害虫防除のポイント:予察、圃場、気候の確認、そして品種選定と残渣処理


早期発見がなによりも大切。アブラムシなどは爆発的な速度で増殖するため、特に注意が必要です。病害虫防除所の発生予察に注意し、自分の目で圃場を見て回ることが大切と言えます。高温、乾燥条件によって発生する場合もあり、もし大量発生した場合は、防除に必要な薬剤散布の手間も時間もかかってしまいます。
また、大豆の品種によって被害の大きさが異なるので、被害の少ない品種を選ぶことも大切。前作での被害作物の残渣に誘引されてやってくるタネバエもいるので、圃場に未熟堆肥や作物の残渣を残しておかないことも大切なポイントです。

大豆に使用できる殺虫剤と上手な使い方


だいずに使用できる殺虫剤と上手な使い方

 

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