品種計画の自由度がアップ。 大規模経営には 大きなメリットです。

体験レポート
田植え

10aあたり14〜16枚の苗で田植えを行うなど、作業の効率化を図る㈲横田農場。水稲育苗箱用殺虫殺菌剤「ミネクトブラスター顆粒水和剤(以下、ミネクトブラスター)」の散布試験における実感を2021年8月に伺いました。

水まき感覚の箱処理で、葉いもちをおさえて航空防除を省略


「箱処理剤は今まで使ったことがなかったのですが、水で希釈して育苗ハウスの灌水装置でまくだけなので簡単でしたね。2021年は、茨城県では近年にないほどいもち病が多発しましたが、ミネクトブラスター試験区はちゃんと葉いもちが抑えられたし、初期害虫も問題ありません。」

一般的に育苗箱は10aあたり20枚程度のところ、ゆめひたちでは10aあたり15枚で田植えを実施。2021年は全圃場で2万2000枚の苗を育苗した

「例年、本田では無人ヘリコプター防除を2回実施していますが、ミネクトブラスター試験区は、1回目を省略することができたので、無人ヘリコプター防除に必要なスタッフ3名を別の作業にまわすことができたんです」と同社の小笠原慎一さんは言います。

いもち病のリスクを軽減し、品種の配置計画を柔軟に


また、同社代表の横田さんは「一番大きなメリットは、水稲栽培のための選択肢が増えること。当社は164haの圃場を管理しているので、いもち病が発生しやすい山際などの圃場には、早生の品種を植えるなど、毎年変化する状況の中で、苦労しながら品種の配置計画を立てています。」

期待が大きく膨らむ秋の収穫

「でも、ミネクトブラスターはいもち病のリスクを軽減できるので、そうした計画の自由度が上がる。つまり、弊社のような大規模栽培の場合、品種配置の制約がなくなって、そこに田植えしたい品種の選択肢が増えるのは、会社的にもかなりのプラスです」と経営的なメリットも実感されたご様子です。

収量など結果が良ければミネクトブラスターの本格導入を検討したい、と同社のお二人。秋の収穫に期待が大きく膨らみます。

ゆめひたちの防除スケジュール

 

茨城県龍ケ崎市 有限会社横田農場代表取締役 横田修一さん
※掲載内容は取材当時のものです。

 

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