50倍液でスギナがきれいに。今までの意識がまったく変わりました。|プリグロックスL
農業資材卸の営業として生産者に薬剤のアドバイスをする立場の風穴さん。これまでプリグロックスLは、他剤と比較してスギナへの効果が劣るのではないか、と思い込んでいたそうです。しかし、今回その考えが180度変わったのだとか。その理由を伺います。
取材の3日前(2019/7/9)にスギナに対してプリグロックスLの試験散布をしたそうですね。
ハウス回りのスギナにプリグロックスLの50倍液と、対照剤100倍液を散布して、効果を比較しました。結果はご覧のとおり。散布して3日目(7月12日)には、プリグロックスL処理区はスギナが見事に枯れてる。散布約1ヵ月後(8月7日)でもスギナの再生はなく、しっかりスギナを抑制していました。無処理区と比べると、その違いは明らかです。対照剤処理区は多少色が変わったもののスギナ自体は枯れていません。
枯らす速さはいかがでしたか?
プリグロックスLを処理した場所は、散布1~2時間後にはスギナの色が変わって、翌日には茶色くなって枯れました。やっぱり速く枯れてくれると安心ですよね。
風穴さんのハウスにてプリグロックスLと対照剤で効果を比較
【撮影日:2019年7月12日(散布3日後)】
【撮影日:2019年8月7日(散布29日後)】
散布日:2019年7月9日:プリグロックスL50倍液、対照剤100倍液 対象雑草:スギナ
スギナへの効果に対する印象はどう変わりましたか。
実は私自身、プリグロックスLのスギナに対する効果は低いと思っていました(笑)。でもスギナにはプリグロックスLの50倍が効果的という話を聞いて、今回の試験に至ったわけです。印象はガラッと変わりました。
しかも、プリグロックスLはコストパフォーマンスが高いですからね。スギナ以外の雑草はほとんど100倍液で枯れるし、コスパが高いから使いやすいんです。200倍液で使うような他剤と比較しても、まだプリグロックスLの方が低コストですから。
お父様の正美さんにもお話を伺います。お父様は普段プリグロックスLをお使いだそうですが、その理由についてお聞かせください。
田んぼの畦に使ってるよ。イボクサ、セリ、カヤツリグサとか色んな雑草に効く。速く枯れるし、雑草の根っこまで枯らさないから、畦がくずれないのがいいね。
いちごのハウスでは、どのような薬剤をお使いですか。
殺虫剤はアグリメック、殺菌剤はチェス顆粒水和剤やアミスター20フロアブル、セイビアーフロアブル20とかをよく使うね。 それと除草剤だけど、ハウス側面の内側のきわ部分(写真参照)にイネ科の雑草が生えるから、1月から2月にかけてプリグロックスLをまいてるよ。寒くても枯れてくれるし、万が一、いちごにかかっても、かかった部分しか枯れないから安心感があるね。
【ハウス側面の内側部分もしっかり防除】
今後のプリグロックスLの推進について、敏博さんに伺います。
ながいも、にんにくといった青森の特産品など、幅広い作物登録があるし、雨にも強いので農家さんにすすめやすいですね。 また、スギナは発生2ヵ月後の20~30cmに生えそろったころにプリグロックスLを散布すると、翌年の発生が抑えられると聞きました。ちょうどいまが散布適期なので、お客様の農家さんにもそれを推進していこうと思います。
青森県八戸市 風穴敏博さん
兼業農家。農業資材卸会社 (株)みちのく松善八戸店で営業を担当。
実家ではご両親がいちご(さちのか)と水稲を作付。
※掲載内容は取材当日のものです