忌避効果で害虫を寄せ付けず、抵抗性の 心配もなし。キスジノミハムシ対策に 「フォース粒剤」は欠かせません。

体験レポート
接触効果とガス効果で土壌中の隠れた害虫にも速攻的に効果を発揮します。「フォース粒剤」

冷涼な環境でのびのび育つJA十和田おいらせ管内のだいこん


 JA十和田おいらせ管内では、夏場の冷たく湿った偏西風「やませ」がもたらす冷涼な気候を生かし、古くからだいこん、にんじん、キャベツなどの栽培が行われてきました。特にだいこんは現在のJA十和田おいらせにおける主要野菜3品目(ながいも、にんにく、だいこん)の一角を担い、売り上げは野菜全体の15%を占めています。
 この地域での栽培方法は、まだ肌寒い3〜4月の播種に合わせて行うトンネル+マルチ栽培と、その後に行うベタ掛け+マルチ栽培、そして5月以降の播種は露地栽培という3作型が定着しており、法霊崎さんはその3作型すべての播種時にフォース粒剤を活用いただいています。まず、その理由について伺いました。
「春採りのだいこんは、マルチがかかっていることもありまだ被害は少ないのですが、夏採りのだいこんは露地栽培ですので病害虫防除が欠かせません。特に注意しなければいけないのがキスジノミハムシ。発生させてしまうと表面が侵食され、品質を大きく下げてしまいます。その対策に、わが家では祖父の代から播種時にフォース粒剤を使用しています。JAの防除暦にも掲載されていますし、地域のだいこん生産者はほぼ使っているのではないでしょうか」。

だいこんのキスジノミハムシ対策に欠かせないフォース粒剤


 長年にわたりフォース粒剤による防除を励行していることから、これまでキスジノミハムシによる大きな被害に見舞われたことがないという法霊崎さん。処理深度はフォース粒剤が上手にガス化できるよう地表から5cmほどを守り、使用量は10aあたり9kg。「使用量については反当り6〜9kgと定められていますが、祖父が病害虫防除を徹底する人だったので、昔から上限いっぱいの使用量で活用しています」とおっしゃいます。

フォース粒剤
【選果場では傷、病気、サイズ、曲がりなどを手作業で確認】

  害虫の抵抗性が発達することもなく、長年にわたり安定した効果を持続させているフォース粒剤。
その理由を、JA十和田おいらせ下田支店営農経済課の山田智史さんはこのように分析します。
「一般的な殺虫剤は作物についた害虫に直接作用して退治するのですが、その殺虫成分の効果を示さない個体が現れると、そこから抵抗性が広がっていき効果が薄れてしまいます。ところがフォース粒剤の場合は忌避効果のあるガスにより、そもそも害虫を寄せ付けません。だから抵抗性がつくこともなく、これだけ長く効果を持続させているのだと思います」。
 夏はみずみずしく爽やかな味わい、冬は味がギュッと詰まった濃厚な甘みと、採れる時期によって異なる風味が楽しめるというJA十和田おいらせ管内のだいこん。法霊崎さんも「これからも変わらず、フォース粒剤による防除を徹底したいと思います」と、だいこんづくりへの心意気を語ってくださいました。

にんじんの腐敗症状をピタッと抑えたユニフォーム粒剤


接触効果とガス効果で、土壌中の隠れた害虫にも速攻的に効果を発揮します。「フォース粒剤」

 一方、法霊崎さんがにんじん栽培で活用いただいているのがユニフォーム粒剤です。「4〜5年前に、畑のにんじんが一斉に腐ってしまうことがあったんです。しみ腐病か根腐病かはわかりませんでしたが、ながいもやねぎの生産者から評判の良いユニフォーム粒剤を試してみたところ、翌年はその症状がピタッとおさまりました。それ以来、にんじんには欠かせない剤になっています」という法霊崎さん。
 JA十和田おいらせの山田さんも「適度な雨が降り土中に水分を含んでいる状態であれば、だいこんの収量・品質向上にも効果のある剤と考えています」と、ユニフォーム粒剤をご評価くださいました。
最後に、法霊崎さんと同じ全国の若い生産者へのメッセージをいただきました。「うれしいことに、この地域ではUターンで就農する若い人もたくさんいます。そんな僕らが心がけているのは、日々の情報交換など横のつながりです。それぞれがよりよい農業を実現し、地域全体の底上げにつながるよう、生産者同士の連携を大切にしながらともに頑張っていきましょう!」。

 

 

フォース粒剤

 

 

 

 

 

 

            だいこん、にんじんをそれぞれ2ha作付されている法霊崎誠也さん(右)と、JA十和田おいらせ下田支店 営農経済課の山田智史さん(左)

掲載内容は取材当日のものです

 

 

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