東北・北陸・関東編 産地別大豆の雑草・病害虫「高品質・高収量な大豆づくりのまめ知識」
東北・北陸・関東地域における大豆の主要雑草・病害をご紹介します。
雑草
東北・北陸・関東全般にわたり水稲からの転換圃場を中心にノビエなどのイネ科雑草・タデ類が発生します。大豆単作や麦-大豆の圃場地作付体系の圃場には草丈の大きくなるシロザやアカザ、つる性で繁茂すると収穫の支障となるアサガオ類などが問題となっています。
【ヒエ類】
【オオイヌダテ】
【シロザ】
【マルバアサガオ】
害虫
東北ではウイルス病を媒介するアブラムシ類、全域では莢伸長中期~子実肥大中期に子実を吸汁するカメムシ類や大豆の葉、子葉、莢、茎などを食害するフタスジヒメハムシ成虫などが、問題となっています。夏が涼しい年には子実を食害するマメシンクイガにも注意が必要です。
【ジャガイモヒゲナガアブラムシ(東北)】
【カメムシ類】
【フタスジヒメハムシ】
【マメシンクイガ】
病害
地域によって程度の差はありますが、わい化病、紫斑病、茎疫病、べと病、黒根腐病などが中心となります。中でも種子伝染の代表的な紫斑病、アブラムシが媒介するわい化病、5年以上感染能力をもつ菌核を形成する黒根腐病が問題になっています。
【わい化病】
【紫斑病】
【べと病】
【黒根腐病】
写真提供:(一社)北海道植物防疫協会
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