春P(ハルピー)




JA 北信州みゆき ズッキーニ部会の笹岡紀美雄部会長

道内屈指のブランド「伊達のレタス」でシンジェンタの『春P』が、春どりの主役として活躍中。

左よりJA 伊達市 資材部 生産資材課の北島課長、レタス部会の馬場部会長、営農生産部 青果課の伊藤係長、資材部 生産資材課の梶田係長。

北海道南西部の比較的温暖な気候を生かした「伊達やさい」ブランドで知られるJA伊達市。
道内屈指の生産量を誇るレタスについて、同JA営農生産部青果課の伊藤大介係長とレタス部会の馬場旭部会長にお聞きしました。

JA伊達市では、主にどのような作物を出荷していらっしゃいますか。

伊藤係長

当JAは北海道南西部の伊達市、室蘭市、登別市の3市を管内としており、南に向かってなだらかに開けた大地は、冬の降雪も少なく、比較的温暖な地域です。
この気候を生かし、レタス、キャベツ、ほうれんそう、スイートコーンなどの品目を作付し、「伊達やさい」のブランドで道内のほか、首都圏や関西方面に出荷しています。

レタスの圃場

レタスの圃場


「伊達のレタス」が有名ですが、レタスへの取り組みについて教えてください。

伊藤係長

当JAのレタス部会は45名で構成されており、作付面積は40ha、年間出荷量は850トンにおよび、道内屈指の生産量を誇るレタスの主力産地です。また、レタス部会内でも19名の「朝どりレタスグループ」を組織し、朝収穫したレタスを即日発送するといった取り組みも行っています。
伊達レタスの収穫期は4月から10月で、春Pをはじめ、コロラド、キャメロン、サクラメント、バークレー、ロジックなど20品種のレタスが作付されています。


シンジェンタのレタス「春P 」の評価はいかがですか。

伊藤係長

「春P」は試験栽培を2年間やった後、導入して5年になるのですが、定植が4月上旬から5月上旬、収穫が5月中旬から6月中旬と収穫期間が長い品種ですね。
シャキシャキとした食感がよく、球尻のきれいな形状が印象的で、市場からの評価も高いレタスです。

馬場部会長

私は50aほどの春Pを作付しています。
レタス部会ではペーパーポット育苗が主流ですが、私の場合はセルトレイ育苗で、2月上旬から播種し、4月上旬から1週間おきに4回定植します。
肥料は少し多めに施肥する必要がありますが、抽台の心配はないし、つくりやすい品種ですね。
また、低温でも肥大性に優れているので、北海道に適した春どりレタスだと思います。
うちの部会でも、春どりといえば、すっかり「春P」の名前が定着しましたね。

レタスの収穫の合間に、ほっと一息

レタスの収穫の合間に、ほっと一息


レタスの病害虫防除については、どのように取り組んでいらっしゃいますか。

伊藤係長

害虫ではチョウ目、アブラムシ類、ナモグリバエの防除が中心です。
シンジェンタさんの製品では、育苗期にアクタラ粒剤5、生育期にアファーム乳剤を使用しています。
今年からは、定植前にジュリボフロアブル、生育期にプレバソンフロアブル5を推進していく予定です。
春レタスは病害が発生しないのですが、害虫は発生します。
定植後に寒冷紗を張ってしまう春レタスは、その間、薬剤散布できないのが課題でした。
ジュリボフロアブルなら、定植前処理でアブラムシ類やナモグリバエに約1ヵ月効果があると聞いていますので、その点もクリアできると期待しています。
粒剤などのような散布ムラがないのも魅力ですね。
また、昨年はレタスに今まで発生のなかったオオタバコガが多発したので、夏以降の生育期防除に、新規剤のプレバソンフロアブル5で、しっかり防除したいと考えています。


レタス以外の野菜についてはいかがですか。

伊藤係長

ねぎ、ほうれんそう、ブロッコリー、はくさい、キャベツなどについては、べと病の予防を重視しているので、評判が高いレーバスフロアブルを今年から防除暦に採用しました。
たいへん雨に強いということなので、期待をしています。


今後、レタスに関しては、どのようなことに取り組んでいく予定ですか。

伊藤係長

道内では、5月中旬から6月中旬の間にレタスが出荷できるのは伊達市だけです。
そのすきま期間を狙ったレタスを、もっと増やしていきたいですね。品質の高いレタスを安定して出荷することも大事。
地道な努力を重ねることで、伊達やさいブランドを守り抜いていきたいと思います。


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