イエロークイーン




メロン並みの甘さを特長とした品種「イエロークイーン」で、
朝どりとうもろこし市場拡大へ。

スイートコーン部会の安元 昇部会長(左)
JA営農部園芸課 樋口光秋課長(右)

JAみいスイートコーン部会の皆様。
一番右側は同JA営農部園芸流通センターの
秋吉寿雄センター長、
右から二番目は安元昇部会長。

農畜産物の売り上げ全体の7割を野菜が占めるJAみい。
その中で、面積は少ないながらも、スーパー等の引き合いが強い高品質とうもろこしへの取り組みについて、同JA営農部園芸課樋口光秋課長、スイートコーン部会の安元昇部会長にお話を伺いました。


まずJAみいの産地プロフィールを教えていただけますか。

樋口課長

当JAでは、こまつな、みずな、非結球レタス、結球レタス、大葉、ブロッコリー、パセリ、にらなど120品目以上の少量多品目野菜を作付しており、ハーブでは30種類にも及びます。
「食べてみ!」というブランドロゴマークを輸送トラックや各野菜の出荷箱などにプリントしてPRに役立てています。
昭和50年代にはにんじんの産地でしたが、輸入品による価格低迷を機に、単品目経営によるリスクを回避し、少量多品目の産地へと舵を切りました。

「食べてみ!」のロゴマークが入ったトラック

「食べてみ!」のロゴマークが入ったトラック


本格的にとうもろこしを手がけることになったきかっけは何ですか。

樋口課長

スイートコーン部会ができて13年になりますが、最初は、大手スーパーさんから「九州県内で朝どりスイートコーンの産地リレーがしたいから」ということで声をかけていただいたのが始まりです。
現在では、その品質が評判を呼び、おかげさまで他のスーパーさんからの引き合いが絶えません。
もともと温暖で水はけの良い砂壌土の地域だったので、とうもろこし栽培には適していました。とうもろこしの後作に非結球レタスを植えて、収穫後の外葉などを土壌にすき込んで有機質肥料として利用しています。


管内産とうもろこしの特長を教えてください。

樋口課長

品種は「イエロークイーン」というとても甘みが強い品種です。一般的なとうもろこしは、糖度が8度前後ですが、この品種は18度ほどあり、メロン並みの甘さです。
スーパーの店頭価格は他のとうもろこしよりも高めですが、試食販売で実際に食べたお客様は必ず購入していきます
それと、粒が柔らかく、包丁がスッと入りやすい。身離れがいいので歯につきにくいのも、特長のひとつですね。

イエロークイーンのヤングコーン

イエロークイーンのヤングコーン


とうもろこしの栽培では、どのようなご苦労がありますか。

安元部会長

一穴に2~3粒ほど播種して、途中で間引きするのですが、当管内では、1本の木だけ残し、さらにそこから1つだけ実を収穫する「1穴1本立ちの1果どり」実践しています。
通常よりも収量は落ちますが、その分糖度が高まり、高品質なとうもろこしが収穫できます。
毎年、生産者、JA、農業改良普及センターなどの関係者が集まり、生育巡回調査を行なうなど、こまめな圃場観察を行っています。

生育巡回調査の様子

生育巡回調査の様子


「イエロークイーン」のつくりやすさについてはいかがでしょうか。

安元部会長

収穫が遅れると、エクボ状のへこみができやすく、どちらかというと栽培が難しい品種だと思います。
しかし、高畝にして、生育期後半には追肥を抑え気味にし、灌水を制限すると糖度が上がりやすくなり、先づまりがいいので、品質の高いとうもろこしが収穫できます。
播種は2月下旬から3月いっぱいまでですが、今年は、播種直後に広葉、イネ科雑草に高い効果のあるゲザノンゴールドを活用するなど、適期の防除に努めました。
今まで部会の中で色々な品種を試してみましたが、6月中旬から7月上旬の早出しという条件を加味すると、イエロークイーンは最適ですね。


今後の取り組みについてお聞かせください。

樋口課長

当管内では、施設栽培と露地栽培の比率が7:3と圧倒的に施設が多い。
周年で出荷できるので、経営も安定しており後継者も多いんです。
今後は、とうもろこしの販売先を増やし、生産者も増やしてもっと産地をPRしていきたいですね。


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