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メールマガジン第137号


◆◇◆シンジェンタ・ホットニュース vol.137◆◇◆=============2013/1/31

農林水産省は日本産食品の魅力や被災地の取り組みを、香港、台湾、 シンガポール、タイのメディアを通じて紹介しているそうです。
このような取り組みをより多くの海外の方々に発信するべく、 1月23日より外国語ウェブサイトでの発信を始めました。

海外へのビジネス展開を検討されている方も多いと思いますが、 ビジネス環境や文化の違いなどにより、なかなか思うようにいかないことも あるかと思います。
今回は、そういった諸問題の解決をサポートし、日本の優れた農業技術の、 海外への導入に貢献されている、NPO法人イノプレックス様をご紹介いたします。

▼日本産食品の魅力や被災地の取り組みを紹介した、 外国語ウェブサイトはこちら
http://www.maff.go.jp/e/jf_yqt/index.html


━目 次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】世界をめざせ! サムライファーマー 第2話
インドでいちご栽培に挑戦。日本農業の優れた技術を海外に。
NPO法人イノプレックス 代表理事 藤本 真狩様
【2】害虫と病気の話:殺虫剤の効果的な散布方法
「ミカンハダニと天敵に及ぼす殺虫剤の影響」
【3】農薬ラベルの更新情報
【4】What's New(新着情報)
【5】地域別病害虫発生予察情報 1月
【6】プチアンケートのご紹介

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1.世界をめざせ! サムライファーマー 第2話
 インドでいちご栽培に挑戦。日本農業の優れた技術を海外に。
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食料・農業分野を中心に、市場調査や新規事業向けのコンサルティング、 途上国を対象としたビジネスモデルのプロデュースなどを手がける東京・渋谷区の NPO法人イノプレックス。
日本農業の栽培ノウハウをインドに輸出するという新たな試みについて、 藤本真狩代表理事にお聞きしました。

―― まずインドでの試みについて概要をお聞かせください。

> 弊社では、経済成長が著しいインドにおける食の可能性に注目し、3年前から インド・カルナータカ州バンガロール市でハーブ野菜の生産・販売や、 水耕栽培におけるスペシャリスト育成事業などを行う農業ベンチャー企業HGTIPL社 (Hydroponic Greenhouse Technologies India Private Ltd)をサポート。
弊社では、このHGTIPL社に対し、昨年の1月から、コンサルティング、 ハウス栽培運営のサポートを開始しています。
その結果、同社のスタッフ3名が、40aの養液土耕栽培ハウスでいちご栽培を 試験的にスタートしております。今後は現地のスーパーなどで販売していく予定です。

―― なぜ「いちご」という作物を選ばれたのでしょうか。

> インドでは、酸味が強い品種が一般的であり、カットしてサラダに入れると いった需要が、従来はほとんどでした。
しかし、最近になって、甘いいちごをケーキなどにトッピングしたいという、 業者のニーズが高まってきています。
そこで、酸味は強いが収量が高い品種をたくさんつくってシロップ漬けにし、 業者向けに販売するというビジネスモデルを提案しました。 ただ、インドでは露地栽培が圧倒的で、施設園芸がまだ一般に普及していません。
また、いちごの栽培技術のレベルも日本に比べるとかなり低く、HGTIPL社の スタッフでは一定の品質や収量を確保するのが難しいという課題がありました。 そこで必要になったのが、日本農業の栽培ノウハウです。
弊社では、通常の土耕栽培とくらべて収量性に優れた養液土耕栽培をHGTIPL社に 提案し、ハウスの栽培設備を選定・導入。栽培に関しては国内のいちご生産者の方に 年間200〜300万円程度の報酬にて、栽培指導の委託を検討・交渉中です。

―― 国内の生産者の方は、どのような栽培指導を行う予定でしょうか。

> 生産者の方には、年間に15日程度、インドの現地圃場での栽培指導を お願いする予定です。
また、現地からは、圃場やいちごの生育状況の写真をはじめ、ハウス内の温・湿度、 日照量、外気温、天候などの詳細なデータがEメールで定期的に送られてくるので、 弊社で翻訳したものを生産者の方が検証して、いつごろ播種や定植をすればいいか といった指導の内容を、弊社の方から現地へメールするように計画しています。

また、病害虫に関しては、現地で発生する病害や害虫に応じた化学農薬の選定、 その有効成分と同様の成分の農薬を、登録の範囲内で使用するようにアドバイス していただきます。

―― 海外での栽培指導では、何が重要なポイントですか。

> 現地の事情に合わせて臨機応変に対応する能力が求められます。
例えばインドでは、スーパーでいちご1パック250gが90円程度で販売されているので、 日本製やオランダ製の栽培設備を導入した場合、コスト的に採算があいません。
そこで、例えば、いちごの栽培床には廃棄用のココナッツの皮を砕いて利用したり、 設備が故障したときは現地のホームセンターで購入した代用品を使って安価に 済ますといった、工夫や対応力が問われることになるんです。
こうしたアイデアは、現地の農家さんとの真剣な意見交換から、 生まれてくることが多いですね。

―― 今後はどのような海外展開を考えていらっしゃいますか。

> 農業が盛んなインド、食糧自給率が低いシンガポール、 日本の量販店進出が多い台湾や香港といった東南アジアの国々は、 日本農業のノウハウを活かす場として大きな可能性を秘めています。
いま弊社では、マレーシアでミニトマトやいちごを栽培するプロジェクトを 進行中ですが、先ほどご紹介した国内のいちご生産者の方と同様の契約で、 栽培指導を委託できる方を探しています。
例えば、東北の被災地で農業をやめてしまった専業農家の方や、後継者に作業を 任せて時間的にゆとりのある生産法人の社長などは、本件のニーズに合っている のかもしれません。
 また、農業の海外展開を検討されているJA・生産法人・生産者の皆様からの 相談も受け付けております。お気軽にご相談ください。

NPO法人イノプレックス連絡先
東京都渋谷区渋谷3-6-4 プライア渋谷1208号(アーバンファームファクトリー株式会社 内)
TEL 03-5843-7353  FAX 050-3737-1232

ウェブサイト
http://innoplex.org/
担当:藤本

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2.害虫と病気の話
殺虫剤の効果的な散布方法「ミカンハダニと天敵に及ぼす殺虫剤の影響」
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害虫防除のために散布したのに、散布前よりも害虫が増えてしまう現象、 リサージェンス現象については、前回触れ、その対策として天敵に影響のない殺虫剤を 散布することを紹介しました。
今回は被害が深刻となっているカンキツ園でのミカンハダニを例にリサージェンス現象 その防止策を解説しましょう。

―― リサージェンスの要因はミカンハダニの天敵阻害

 ミカンハダニの異常多発現象(リサージェンス現象)の要因は、1983(昭和58年)年頃 からカンキツ園で使用されるようになった合成ピレスロイド剤が天敵を長期間にわたり 阻害するためであることがあきらかになっています。

ミカンハダニに合成プレスロイド剤を散布した場合の影響を調査した結果では、 散布以外の要因である内的自然増加率や生態、寄生植物の葉内成分変化は、 薬剤を施していない区域との差が認められませんでした。
このことを見ても合成ピレスロイド剤がリサージェンス現象の要因となっていることが わかります。これは、同時に土着天敵の重要性と限界を認識させることにもなりました。

―― 天敵への影響のない薬剤の選択と散布時期に注意

 ミカンハダニを攻撃する天敵類には、静岡県での調査結果によると、 カブリダニ類、キアシクロヒメテントウ、ハダニケシハネカクシ、ハダニアザミウマ、 クサカゲロウなどが確認されています。これらの天敵類は、単位面積あたりの 個体数が増加すると、死亡率も上昇する密度依存の傾向があります。
ミカンハダニが一葉辺り、3〜5雌成虫密度に増えてくると、外部から飛来し、 園内に侵入し、攻撃するようになるのです。

もし、天敵が侵入するような時期に殺虫剤が散布されると、天敵は死んでしまうため、 ミカンハダニは天敵からの攻撃がなくなり、増え続けることになります。
その増える期間は、散布した殺虫剤の天敵に対する残効性がなくなるまで続きます。

―― ミカンハダニのリサージェンスのメカニズムは?

 では、ミカンハダニに殺ダニ活性がない剤(フェンバレレート)と活性がある剤 (フェンプロパトリン)での増殖度合いにはどのような違いがあるのでしょうか。

まず、無処理区では、ミカンハダニ成虫が3〜5匹になると天敵類が侵入するので、 寄生密度は天敵に殺され、低下しますが、薬剤処理区は天敵に対する残効性が なくなるまで増え続けることになります。
この際、殺ダニ活性がないフェンバレレートの場合、天敵に対する残効性が 消失するのは散布後、約60日目頃でした。
さらに天敵を殺す薬剤を散布すると、その新たな剤の残効期間まで天敵が 活動できないため、ミカンハダニは増え続けることになります。

しかし、ミカンハダニは無限に増えるわけではなく、葉が吸い尽くされて葉緑素が 健全葉の約40%以下の状態になると雌成虫はその寄生葉から離脱するようになり、 寄生密度は急激に減少します。

―― 天敵に対する影響を考慮した薬剤の選択でリサージェンス現象を防止

 一方、天敵に殺ダニ活性のあるフェンプロパトリンは散布のタイミングによって 天敵を殺し、ミカンハダニを増やす可能性をもっています。
特に天敵に残効性の長い剤は、リサージェンス現象を引き起こす頻度が高くなる傾向も 確認されています。
従って、リサージェンス現象は残効性が長い剤だけではなく、天敵に活性のある剤ならば、 天敵の侵入のタイミングや散布回数の頻度により起こることになります。

近年、ミカン園の害虫防除はチャノキイロアザミウマが主要害虫となり、防除回数が多く なっているため、これらの薬剤散布によってミカンハダニの天敵が殺され、夏ダニの寄生 密度が異常な高密度になるリサージェンス現象を起こしている可能性があります。
ミカン園の防除薬剤については、ミカンハダニの天敵類に対する影響を明らかにし、薬剤の 選択と散布時期に注意して防除を実施する必要があるといえるでしょう。

「殺虫剤のグループの特徴と、殺虫剤を使い続けることで発達する抵抗性を抑えるために効果的な散布方法」について詳しくはこちら↓
http://www.syngenta.co.jp/cp/columns/view/?column_id=132

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3.農薬ラベルの更新情報
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下記製品のラベル情報を更新しました。

▼除草剤 タッチダウンiQ 適用拡大!
・「トマト」とその適用雑草「一年生雑草」を追加
・「きゅうり」とその適用雑草「一年生雑草」を追加
・「アスパラガス」に使用時期「萌芽前または収穫打切り後(雑草生育期:草丈30cm以下)」 を追加
・「牧草」に使用時期「最終刈取後(雑草生育期:草丈50cm以下)」を追加し、 グリホサートを含む農薬の総使用回数を「2回以内」から「3回以内」に変更
・「きゅうり」のグリホサートを含む農薬の総使用回数を「2回以内」から「3回以内」 に変更
・「だいず」のグリホサートを含む農薬の総使用回数を「2回以内」から「4回以内」に変更
・「野菜類(えだまめ、たらのき、はくさい、キャベツ、レタス、ねぎ、たまねぎ、 ほうれんそう、にんじん、だいこん、はつかだいこん、アスパラガスを除く)」を 「野菜類(えだまめ、たらのき、はくさい、キャベツ、レタス、ねぎ、たまねぎ、 ほうれんそう、にんじん、だいこん、はつかだいこん、アスパラガス、トマト、 きゅうりを除く)」に変更

▼除草剤 デュアールゴールド 適用拡大!
「えだまめ(移植栽培)」とその適用雑草「一年生雑草」を追加
「えだまめ」を「えだまめ(直播栽培)」に変更

▼除草剤 ゲザノンゴールド 適用拡大!
「うど」とその適用雑草「一年生雑草」を追加

▼殺菌剤 チルト乳剤25 適用拡大!
「飼料用とうもろこし」の使用方法に「無人ヘリコプターによる散布」を追加
「飼料用とうもろこし」の本剤の使用回数およびプロピコナゾールを含む農薬の 総使用回数を「3回以内」から「2回以内」に変更

▼殺虫剤 エンセダン乳剤 適用変更!
「てんさい」の本剤の使用時期を「収穫7日前」から「収穫14日前」に変更

ラベルの更新情報一覧はこちら
http://www.syngenta.co.jp/cp/item_apply_updates/

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4.What's New(新着情報)
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▼「アミスターあらたな10年に挑戦キャンペーン」実感レポートを更新しました。
(ピーマン:宮崎県西都市 樋口 典夫さん)
http://www.syngenta.co.jp/cp/experience_reports/view/180/

▼害虫と病気の話 第84話は
殺虫剤の効果的な散布方法「殺虫剤のグループと抵抗性発達の回避」です。
http://www.syngenta.co.jp/cp/columns/view/?column_id=131

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5.地域別病害虫発生予察情報 1月
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◆岡山県(1/11)
病害虫:イチジクモザイク病
作物名:イチジク(品種 ビオレ・ドーフィン)
http://www.pref.okayama.jp/soshiki/239/

◆岡山県(1/11)
病害虫:モモ果実赤点病(かじつせきてんびょう)
作物名:モモ(品種 川中島白桃)
http://www.pref.okayama.jp/soshiki/239/

効果的な病害虫防除を行うには、都道府県病害虫防除所が発表する 発生予察情報なども上手く活用して病害虫の発生状況を的確に把握し、 適期の防除につなげることが大切です。

農薬散布にあたっては使用基準の遵守をお願いします。
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6.プチアンケートのご紹介
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現在シンジェンタジャパンホームページでは、「農薬の情報をどこで入手して いますか?」という質問を1クリックで回答いただけるプチアンケートを 実施中です!ぜひご参加ください。

    \  あなたのご意見をお待ちしております  /
 http://www.syngenta.co.jp/cp/
    ※ページ右側に「プチアンケート」コーナーがございます。

(R) はシンジェンタ社の登録商標

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編集後記
今回取材させていただいた、NPO法人イノプレックス様。
日本の優れた農業技術を海外へ紹介するべく、年間百件を超える技術視察を 国内でされているそうです。
言語や文化の違いについての情報提供やサポートも行っておられるとのこと。

直近では、マレーシアで日本のような「いちご」「ミニトマト」を展開するため、 ノウハウを提供できる生産者を探しているそうです。
地域の特産品の輸出についても、いつでも乗りますのでお気軽にお問い合わせを とのこと。日本発の技術の普及に対する熱い気持ちが、終始伝わってまいりました。


                   カスタマーマーケティング部  橋本 典道
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