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メールマガジン第112号
◆◇◆シンジェンタ・ホットニュース vol.112◆◇◆=============2010/12/27
今年11月、JA全中がインターネットを通じて、全国の20歳から69歳までの男女 1000人に対して「食糧・農業・農村に関する意識調査」を行いました。
12月14日に発表された調査結果によると、趣味としての農園を含め「農業をして みたい」との回答が全体の約6割もあったそうです。
現在の日本農業は、後継者不足や高齢化による耕作放棄地の拡大や海外農作物と の競争など、多くの問題を抱えています。その一方で、果敢に日本の農作物を 輸出し、海外で販売する生産者もおられます。
日本農業の持つ可能性を再認識し、「農業をしてみたい」という方をもっと増や して、日本農業の更なる発展を促進していければいいですね。
━目 次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】農業技術の匠 第5話
温州みかんの匠から、地域振興の牽引役へ。
三重県熊野市 大西誠さん
【2】害虫と病気の話:耕種防除と農薬で黒星病を防ぐ
【3】ひとあし早く春を感じさせるプリムラ
【4】農薬ラベルの更新情報
【5】What's New(新着情報)
【6】キャンペーン情報
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1.農業技術の匠 第5話
温州みかんの匠から、地域振興の牽引役へ。
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今回は三重県熊野市の大西誠さんをご紹介します。自身で4.3haの温州みかん農園 を経営すると同時に、株式会社「金山パイロット農園」ならびに地元のみかん生 産者の共同出資により立ち上げた株式会社「夢工房くまの」の代表として活躍す る大西さん。74才を迎えてなお、温州みかんづくりの匠として地域の尊敬を集め る秘訣とは・・・
――熊野市では、いつごろから温州みかんが盛んになったのでしょうか?
> 私が生まれた昭和10年代は養蚕の町だったのですが、養蚕の衰退とともに昭和 20年代には夏みかん栽培が中心になり、昭和30年代に温州みかん(早生みかん) が入ってくると一気に盛んになりました。温州みかんは10aあたりの収益がコメの 10倍にものぼり、田んぼをみかん畑にする農家も続出しました。
そんな温州みかんに可能性を感じ、私も就農することを決めたんです。
昭和36年には地域住民の熱い想いが実り、県営開拓パイロット事業が開始。
昭和40年に農事組合法人「金山パイロット」が設立され、熊野市における温州み かんの作付面積は100haに及びました。
――大西さんは当時、どのように温州みかんづくりに取り組んでらっしゃったの ですか?
> 私は当時から自立経営をめざしており、金山パイロットには所属せず、農業制 度資金をフル活用しながら園地整備と規模拡大に努めていました。結果、40a余り の園地を3つ、さらには昭和46年に山林を購入して開墾した3haの園地を手に入れ、 合計4.5haまでに経営面積を拡大させたんです。一方、金山パイロットは組合員の 高齢化や過剰生産による全国的な価格の暴落もあり、厳しい経営状況に陥ってい ました。この状況を打開するには、ある課題を克服する必要がありました。
隔年結果です。この地域の温州みかんづくりの安定化を図るには連年安定生産が 第一と考え、隔年結果の防止に全力で取り組みました。
――そんな隔年結果の解決には、どのようにして辿り着いたのですか?
> みかんの樹をよく観察すると、今年出た新芽には翌年実が成り、実が成った枝 には翌年新芽が出ます。芽と花のバランスのとれた樹は毎年実をつけるのですが、 このバランスが崩れると隔年結果となってしまう。そこで平成10年ごろ、思いき ってすべての樹から半分ずつ小さな芽を取ってみたんです。これが見事に成功し ました。その後、この半樹摘果を体系的に行えるよう、さらに工夫を重ねました。
――半樹摘果を体系化するにあたり、どのような工夫をされたのでしょうか?
> 半樹摘果を効率的に行うには、つぼみや花の段階ではなく、小さな実をつけた ころに摘んだほうがいいことがわかりました。なぜなら、芽や花の段階ではまだ 養分を運ぶ管が細い。この管が太りだす6月中旬7月中旬に摘むことで、残された 果実にしっかりと養分が行き渡るのです。このように半樹摘果の体系化に成功し たことで、悪化の一途を辿っていた金山パイロットの経営状況も次第に回復し、 私が代表取締役に就任した平成16年の時点で抱えていた多額の借金を3年で全額 償還することができました。
――独自の工夫で農業技術の向上に取り組まれる大西さんの、今後の夢をお聞か せください。
> 温州みかんには、まだ多くの可能性が秘められています。半樹摘果の完成後も、 平成12年から高品質な温州みかんをつくるためマルチ栽培を導入し、さらに翌年 には、マルチ資材の敷き詰めや巻き取りが一度に行える「直管巻取方式」を考案 し、労力を飛躍的に軽減することができました。
これからもこのような農業技術の向上に私利私欲を捨てて取り組み、地域に貢献 していきたいと考えています。また今後は、ブルーベリーやイチゴなども熊野市 の名産にしていきたいですね。そして全国へ“いつ来ても収穫体験できる町”と してPRし、たくさんの子供たちに遊びにきていただきたい。農業を通じて、人間 育成や地域振興に貢献していくこと。それが、私にとって最大の夢です。
株式会社「金山パイロット農園」の詳細、商品および購入方法などにつきまして は、ホームページをご覧ください!
http://www.ztv.ne.jp/bv6ionb4/mikan/
次回も腕利きの“匠”をご紹介します。お楽しみに!
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2.害虫と病気の話
耕種防除と農薬で黒星病を防ぐ
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――春先と秋の発生が心配な黒星病
黒星病は日本特有の病害で、幸水や豊水などの赤ナシに多く発生します。中でも 幸水は黒星病に極めて弱い品種です。一方で、青ナシの20世紀、新水、早生赤は 少なく、今村秋、菊水、八雲などの品種や西洋ナシにも発生しません。時期的に は5〜6月の春先と9月中旬〜10月中旬頃に、最も多く発生します。それは黒星病菌 が10℃前後と比較的低温で活発化するためです。20℃近くになると菌の活動が停 止し、25℃以上では発生が抑制されますが、雨が多いと感染が拡大するため、梅 雨が長く、冷夏の年には夏でも発生します。
また、秋に発病した葉は落葉し、地表面で越冬、秋芽の鱗片に感染したものは 樹上で越冬し、それぞれ翌年の発生源となってしまうため、注意が必要です。
――黒星病を早期に発見するポイント
黒星病の特徴は葉、果実、枝など樹各部位に異なった症状を呈し現れます。
葉では黒スス状の病斑が見られますが、果実の幼果期に発病すると黒色の病斑を つくり、その後拡大せずコルク化し成長とともに病斑部が陥没し、亀裂が入って しまうため、早期に発見し除去することが重要です。では、早期に発見するため には、何をチェックすればいいのでしょうか。
第一ポイントは、芽基部病斑といわれる春型病斑です。春先は、基部に発生した 春型病斑がある近くの葉や葉柄、幼果の果梗での発病が多く見られます。1本の樹 に10個以上の病斑が見られる場合は、その年、初期の黒星病が多発しているサイ ン。この段階で徹底的な防除を心がけましょう。
第二のポイントは、9月以降の秋型病斑。これは、葉の裏全面に症状が出て きます。秋に黒星病が広がると梨園に伝染源を多く残しやすくなり、翌年の黒星 病の多発につながるので、注意が必要です。
――農薬の散布は秋期と開花期前後がポイント
黒星病は、剪定、施肥、栽植の密度、日照、排水、通風などの栽培方法や環境に よっても、木の抵抗力に違いがみられます。特に窒素過多の梨園では黒星病の発 生が広がりやすいので、下草の管理や、落葉の処理、適正な施肥など、耕種防除 を心がけましょう。
農薬の散布による秋期と春先の防除が重要です。秋期には黒星病菌を越冬させな いために、幸水と豊水の収穫後に2回、地域の防除暦を参考にし、必ず農薬の散布 を実施します。幸水の収穫後(9月下旬)にアミスター10フロアブルなどの殺菌剤 、豊水の収穫後(9月中旬〜10月下旬)にはキャプタン剤の散布が効果的です。
また、春の開花期前後は越冬した黒星病菌を拡大させないために重要な時期だと いえます。発芽1週間後と開花前の2回、キャプタン剤を散布し、さらに、落花期 から5月下旬にスコア顆粒水和剤などのEBI剤を使用します。EBI剤は、赤星病に も効果が期待できるため、散布間隔は10日以内、遅れても12日以内に行うように します。薬剤散布は薬液が葉や果実に十分付着するように、散布量を多めにする とともに、園地周辺部にも丁寧に散布します。梅雨期は、黒星病に加え輪紋病の 病害の感染期でもあるため、同時防除を 行うと良いでしょう。
梅雨明け以降は、乾燥と高温で感染が抑えられるので、基本的には防除は不要です。
ナシは黒星病だけでなく他の病害虫の発生や被害は色々な条件が積み重なり、 影響し合った結果として病害が発生します。的確な黒星病防除対策を実践する ために、耕種防除と共に適正な農薬の使用が大切といえるでしょう。
黒星病について写真入りで詳しく見る方はこちら
http://www.syngenta.co.jp/cp/support/gaichu/gaichu67_kurohoshi.html
アミスター(R)10フロアブルの最新適用情報はこちら
http://www.syngenta.co.jp/cgi-bin/seihin/search/tekiyo.cgi?p=sakin.s_sk_amistar_10sc
スコア(R)顆粒水和剤の最新適用情報はこちら
http://www.syngenta.co.jp/cgi-bin/seihin/search/tekiyo.cgi?p=sakin.s_sk_score_wg
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3.ひとあし早く春を感じさせるプリムラ
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プリムラはサクラソウ科の植物です。
12月頃から早生系の品種が店頭に並び始め、厳冬期の中でもひとあし早い春を 感じさせてくれるお花の代表格です。
ポリアンサ系と呼ばれ花茎が長く鉢物製品に向くように改良された種類や、アコ ーリス系と呼ばれる原種で葉の間から直接小花梗をつけてぎっしりと咲き、花壇用 プリムラとして活躍する種類などがあります。
シンジェンタがご紹介するプリムラはアコーリス系が多く、くっきり鮮やかなバ イカラーが印象的な“ココロン”シリーズや、パステル画のように柔らかなシル エットの“フワフワ”シリーズなど、個性豊かなお花を揃えています。
色によってはほのかな香りが楽しめるものもありますので、店頭でお気に入りの 花を選んみてください。
“ココロン”シリーズ(花卉園芸新聞ウェブサイトより)
http://www.kakiengei.jp/hinshu/d/?hin=20100204520100416
“フワフワ”シリーズ(花卉園芸新聞ウェブサイトより)
http://www.kakiengei.jp/hinshu/d/?hin=20100204620100416
※“フワフワ”シリーズは、販売数量限定商品です。
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4.農薬ラベルの更新情報
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下記製品のラベル情報を更新しました
▼除草剤 アピロキリオMX1キロ粒剤51適用拡大!
「移植水稲」の「全域(北海道、東北を除く)の普通期及び早期栽培地帯」の 適用土壌「壌土〜埴土」に使用時期「移植時」を追加しました。
「移植水稲」の「全域(北海道、東北を除く)の普通期及び早期栽培地帯」に 適用土壌「砂壌土」を追加しました。
「移植水稲」の「クログワイ」、「オモダカ」に使用できるようになりました。
▼除草剤 アピロキリオMX1キロ粒剤75適用拡大!
「移植水稲」の「北海道、東北」に適用土壌「砂壌土」を追加しました。
「移植水稲」に「クログワイ(北海道を除く)」、「オモダカ」、 「シズイ(北海道を除く)」に使用できるようになりました。
▼除草剤 アピロトップMX1キロ粒剤51適用拡大!
「移植水稲」の「全域(北海道、東北を除く)の普通期及び早期栽培地帯」の 適用土壌「壌土〜埴土」に使用時期「移植時」を追加しました。
「移植水稲」の「全域(北海道、東北を除く)の普通期及び早期栽培地帯」に 適用土壌「砂壌土」を追加しました。
「移植水稲」の「クログワイ」、「オモダカ」に使用できるようになりました。
▼除草剤 アピロトップMX1キロ粒剤75適用拡大!
「移植水稲」の「北海道、東北」に適用土壌「砂壌土」を追加しました。
「移植水稲」の「クログワイ(北海道を除く)」、「オモダカ」、 「シズイ(北海道を除く)」に使用できるようになりました。
▼殺菌剤 アミスター10フロアブル 適用拡大!
「バナナ」の「黒星病」に使用できるようになりました。
▼殺菌剤 アミスター20フロアブル 適用拡大!
「えだまめ」の「べと病」に使用できるようになりました。
▼除草剤 タッチダウンiQ 適用拡大!
「陸稲(一年生雑草)」に使用できるようになりました。
「水田作物(水田刈跡)」の「オモダカ、クログワイ、キシュウスズメノヒエ」 に使用できるようになりました。
「大麦」の「は種後出芽前(雑草生育期:草丈30cm以下)」 に使用できるようになりました。
「豆類(種実、ただし、だいず、らっかせいを除く)」の 「畦間処理:雑草生育期 但し、収穫3日前まで」に使用できるようになりました。
「だいず」の「コウキヤガラ」に使用できるようになりました。
「樹木等」の「雑かん木」に使用できるようになりました。
▼殺虫剤 アファーム(R)エクセラ顆粒水和剤 適用拡大!
「ピーマン」の「ハスモンヨトウ」に使用できるようになりました。
▼殺虫剤 マッチ(R)乳剤 適用拡大!
「花き類・観葉植物(きくを除く)」に登録幅が広がり、 「きく」の「ハスモンヨトウ」に使用できるようになりました。
詳細情報はこちら
http://www.syngenta.co.jp/cp/label_kosin.html
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5.What's New(新着情報)
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▼殺虫剤 ジュリボ(R)フロアブル体験レポートを追加しました。
http://www.syngenta.co.jp/cp/seihin/durivo/index11.html
▼「アミスターあらたな10年に挑戦キャンペーン」実感レポートを 更新しました。(きゅうり:群馬県前橋市の山口 栄一さん)
http://www.syngenta.co.jp/cp/arigatou10/report/report48.html
▼雑草の話 第28話「秋冬期からの散布で春先の作業を効率化!」を追加しました。
http://www.syngenta.co.jp/cgi-bin/support/zasso/zasso.cgi?article=zasso28
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6.キャンペーン情報
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★★アミスタープレゼントキャンペーン
ご好評いただいております、アミスターあらたな10年に挑戦プレゼントキャンペ ーンは2010年12月をもちまして終了させていただきます。
応募したことのある方もそうでない方も最後のチャンスに是非ご参加ください。
11月の当選者発表とご応募はこちらから
http://www.syngenta.co.jp/cp/arigatou10/index.html
今後も実感レポートは毎月発表させていただきますので、 ご愛読の程、宜しくお願いいたします
(R) はシンジェンタ社の登録商標です。
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編集後記
今回の農業技術の匠でお話を伺いました三重県熊野市の大西様。
70代ということでしたが、温州みかん栽培へのこだわりや地域貢献するにはどう すべきかという飽くなき探究心、従業員の幸せを想う気持ちを語っている姿は、 バイタリティに溢れていました。そんな大西様の人柄に惹かれてか、会社には 元気な声が聞こえ、従業員の皆さんは楽しそうに働いているのが印象的でした。
今号で2010年のシンジェンタ・ホットニュースは最後となります。
いつもご愛読いただきありがとうございました。
2011年も皆様に役立つ情報をお届けできるよう一層精進いたしますので、 引き続きお付き合いの程、よろしくお願いたします。
ビジネスサポート部 橋本 典道
◆・*:。.:*・◇゜◆・*:。.:*・◇゜゜◆・*:。.:*・◇゜◆・*:。.:*・◇゜゜
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発行・編集:
シンジェンタジャパン株式会社 ビジネスサポート部
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今年11月、JA全中がインターネットを通じて、全国の20歳から69歳までの男女 1000人に対して「食糧・農業・農村に関する意識調査」を行いました。
12月14日に発表された調査結果によると、趣味としての農園を含め「農業をして みたい」との回答が全体の約6割もあったそうです。
現在の日本農業は、後継者不足や高齢化による耕作放棄地の拡大や海外農作物と の競争など、多くの問題を抱えています。その一方で、果敢に日本の農作物を 輸出し、海外で販売する生産者もおられます。
日本農業の持つ可能性を再認識し、「農業をしてみたい」という方をもっと増や して、日本農業の更なる発展を促進していければいいですね。
━目 次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】農業技術の匠 第5話
温州みかんの匠から、地域振興の牽引役へ。
三重県熊野市 大西誠さん
【2】害虫と病気の話:耕種防除と農薬で黒星病を防ぐ
【3】ひとあし早く春を感じさせるプリムラ
【4】農薬ラベルの更新情報
【5】What's New(新着情報)
【6】キャンペーン情報
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1.農業技術の匠 第5話
温州みかんの匠から、地域振興の牽引役へ。
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今回は三重県熊野市の大西誠さんをご紹介します。自身で4.3haの温州みかん農園 を経営すると同時に、株式会社「金山パイロット農園」ならびに地元のみかん生 産者の共同出資により立ち上げた株式会社「夢工房くまの」の代表として活躍す る大西さん。74才を迎えてなお、温州みかんづくりの匠として地域の尊敬を集め る秘訣とは・・・
――熊野市では、いつごろから温州みかんが盛んになったのでしょうか?
> 私が生まれた昭和10年代は養蚕の町だったのですが、養蚕の衰退とともに昭和 20年代には夏みかん栽培が中心になり、昭和30年代に温州みかん(早生みかん) が入ってくると一気に盛んになりました。温州みかんは10aあたりの収益がコメの 10倍にものぼり、田んぼをみかん畑にする農家も続出しました。
そんな温州みかんに可能性を感じ、私も就農することを決めたんです。
昭和36年には地域住民の熱い想いが実り、県営開拓パイロット事業が開始。
昭和40年に農事組合法人「金山パイロット」が設立され、熊野市における温州み かんの作付面積は100haに及びました。
――大西さんは当時、どのように温州みかんづくりに取り組んでらっしゃったの ですか?
> 私は当時から自立経営をめざしており、金山パイロットには所属せず、農業制 度資金をフル活用しながら園地整備と規模拡大に努めていました。結果、40a余り の園地を3つ、さらには昭和46年に山林を購入して開墾した3haの園地を手に入れ、 合計4.5haまでに経営面積を拡大させたんです。一方、金山パイロットは組合員の 高齢化や過剰生産による全国的な価格の暴落もあり、厳しい経営状況に陥ってい ました。この状況を打開するには、ある課題を克服する必要がありました。
隔年結果です。この地域の温州みかんづくりの安定化を図るには連年安定生産が 第一と考え、隔年結果の防止に全力で取り組みました。
――そんな隔年結果の解決には、どのようにして辿り着いたのですか?
> みかんの樹をよく観察すると、今年出た新芽には翌年実が成り、実が成った枝 には翌年新芽が出ます。芽と花のバランスのとれた樹は毎年実をつけるのですが、 このバランスが崩れると隔年結果となってしまう。そこで平成10年ごろ、思いき ってすべての樹から半分ずつ小さな芽を取ってみたんです。これが見事に成功し ました。その後、この半樹摘果を体系的に行えるよう、さらに工夫を重ねました。
――半樹摘果を体系化するにあたり、どのような工夫をされたのでしょうか?
> 半樹摘果を効率的に行うには、つぼみや花の段階ではなく、小さな実をつけた ころに摘んだほうがいいことがわかりました。なぜなら、芽や花の段階ではまだ 養分を運ぶ管が細い。この管が太りだす6月中旬7月中旬に摘むことで、残された 果実にしっかりと養分が行き渡るのです。このように半樹摘果の体系化に成功し たことで、悪化の一途を辿っていた金山パイロットの経営状況も次第に回復し、 私が代表取締役に就任した平成16年の時点で抱えていた多額の借金を3年で全額 償還することができました。
――独自の工夫で農業技術の向上に取り組まれる大西さんの、今後の夢をお聞か せください。
> 温州みかんには、まだ多くの可能性が秘められています。半樹摘果の完成後も、 平成12年から高品質な温州みかんをつくるためマルチ栽培を導入し、さらに翌年 には、マルチ資材の敷き詰めや巻き取りが一度に行える「直管巻取方式」を考案 し、労力を飛躍的に軽減することができました。
これからもこのような農業技術の向上に私利私欲を捨てて取り組み、地域に貢献 していきたいと考えています。また今後は、ブルーベリーやイチゴなども熊野市 の名産にしていきたいですね。そして全国へ“いつ来ても収穫体験できる町”と してPRし、たくさんの子供たちに遊びにきていただきたい。農業を通じて、人間 育成や地域振興に貢献していくこと。それが、私にとって最大の夢です。
株式会社「金山パイロット農園」の詳細、商品および購入方法などにつきまして は、ホームページをご覧ください!
http://www.ztv.ne.jp/bv6ionb4/mikan/
次回も腕利きの“匠”をご紹介します。お楽しみに!
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2.害虫と病気の話
耕種防除と農薬で黒星病を防ぐ
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――春先と秋の発生が心配な黒星病
黒星病は日本特有の病害で、幸水や豊水などの赤ナシに多く発生します。中でも 幸水は黒星病に極めて弱い品種です。一方で、青ナシの20世紀、新水、早生赤は 少なく、今村秋、菊水、八雲などの品種や西洋ナシにも発生しません。時期的に は5〜6月の春先と9月中旬〜10月中旬頃に、最も多く発生します。それは黒星病菌 が10℃前後と比較的低温で活発化するためです。20℃近くになると菌の活動が停 止し、25℃以上では発生が抑制されますが、雨が多いと感染が拡大するため、梅 雨が長く、冷夏の年には夏でも発生します。
また、秋に発病した葉は落葉し、地表面で越冬、秋芽の鱗片に感染したものは 樹上で越冬し、それぞれ翌年の発生源となってしまうため、注意が必要です。
――黒星病を早期に発見するポイント
黒星病の特徴は葉、果実、枝など樹各部位に異なった症状を呈し現れます。
葉では黒スス状の病斑が見られますが、果実の幼果期に発病すると黒色の病斑を つくり、その後拡大せずコルク化し成長とともに病斑部が陥没し、亀裂が入って しまうため、早期に発見し除去することが重要です。では、早期に発見するため には、何をチェックすればいいのでしょうか。
第一ポイントは、芽基部病斑といわれる春型病斑です。春先は、基部に発生した 春型病斑がある近くの葉や葉柄、幼果の果梗での発病が多く見られます。1本の樹 に10個以上の病斑が見られる場合は、その年、初期の黒星病が多発しているサイ ン。この段階で徹底的な防除を心がけましょう。
第二のポイントは、9月以降の秋型病斑。これは、葉の裏全面に症状が出て きます。秋に黒星病が広がると梨園に伝染源を多く残しやすくなり、翌年の黒星 病の多発につながるので、注意が必要です。
――農薬の散布は秋期と開花期前後がポイント
黒星病は、剪定、施肥、栽植の密度、日照、排水、通風などの栽培方法や環境に よっても、木の抵抗力に違いがみられます。特に窒素過多の梨園では黒星病の発 生が広がりやすいので、下草の管理や、落葉の処理、適正な施肥など、耕種防除 を心がけましょう。
農薬の散布による秋期と春先の防除が重要です。秋期には黒星病菌を越冬させな いために、幸水と豊水の収穫後に2回、地域の防除暦を参考にし、必ず農薬の散布 を実施します。幸水の収穫後(9月下旬)にアミスター10フロアブルなどの殺菌剤 、豊水の収穫後(9月中旬〜10月下旬)にはキャプタン剤の散布が効果的です。
また、春の開花期前後は越冬した黒星病菌を拡大させないために重要な時期だと いえます。発芽1週間後と開花前の2回、キャプタン剤を散布し、さらに、落花期 から5月下旬にスコア顆粒水和剤などのEBI剤を使用します。EBI剤は、赤星病に も効果が期待できるため、散布間隔は10日以内、遅れても12日以内に行うように します。薬剤散布は薬液が葉や果実に十分付着するように、散布量を多めにする とともに、園地周辺部にも丁寧に散布します。梅雨期は、黒星病に加え輪紋病の 病害の感染期でもあるため、同時防除を 行うと良いでしょう。
梅雨明け以降は、乾燥と高温で感染が抑えられるので、基本的には防除は不要です。
ナシは黒星病だけでなく他の病害虫の発生や被害は色々な条件が積み重なり、 影響し合った結果として病害が発生します。的確な黒星病防除対策を実践する ために、耕種防除と共に適正な農薬の使用が大切といえるでしょう。
黒星病について写真入りで詳しく見る方はこちら
http://www.syngenta.co.jp/cp/support/gaichu/gaichu67_kurohoshi.html
アミスター(R)10フロアブルの最新適用情報はこちら
http://www.syngenta.co.jp/cgi-bin/seihin/search/tekiyo.cgi?p=sakin.s_sk_amistar_10sc
スコア(R)顆粒水和剤の最新適用情報はこちら
http://www.syngenta.co.jp/cgi-bin/seihin/search/tekiyo.cgi?p=sakin.s_sk_score_wg
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3.ひとあし早く春を感じさせるプリムラ
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プリムラはサクラソウ科の植物です。
12月頃から早生系の品種が店頭に並び始め、厳冬期の中でもひとあし早い春を 感じさせてくれるお花の代表格です。
ポリアンサ系と呼ばれ花茎が長く鉢物製品に向くように改良された種類や、アコ ーリス系と呼ばれる原種で葉の間から直接小花梗をつけてぎっしりと咲き、花壇用 プリムラとして活躍する種類などがあります。
シンジェンタがご紹介するプリムラはアコーリス系が多く、くっきり鮮やかなバ イカラーが印象的な“ココロン”シリーズや、パステル画のように柔らかなシル エットの“フワフワ”シリーズなど、個性豊かなお花を揃えています。
色によってはほのかな香りが楽しめるものもありますので、店頭でお気に入りの 花を選んみてください。
“ココロン”シリーズ(花卉園芸新聞ウェブサイトより)
http://www.kakiengei.jp/hinshu/d/?hin=20100204520100416
“フワフワ”シリーズ(花卉園芸新聞ウェブサイトより)
http://www.kakiengei.jp/hinshu/d/?hin=20100204620100416
※“フワフワ”シリーズは、販売数量限定商品です。
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4.農薬ラベルの更新情報
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下記製品のラベル情報を更新しました
▼除草剤 アピロキリオMX1キロ粒剤51適用拡大!
「移植水稲」の「全域(北海道、東北を除く)の普通期及び早期栽培地帯」の 適用土壌「壌土〜埴土」に使用時期「移植時」を追加しました。
「移植水稲」の「全域(北海道、東北を除く)の普通期及び早期栽培地帯」に 適用土壌「砂壌土」を追加しました。
「移植水稲」の「クログワイ」、「オモダカ」に使用できるようになりました。
▼除草剤 アピロキリオMX1キロ粒剤75適用拡大!
「移植水稲」の「北海道、東北」に適用土壌「砂壌土」を追加しました。
「移植水稲」に「クログワイ(北海道を除く)」、「オモダカ」、 「シズイ(北海道を除く)」に使用できるようになりました。
▼除草剤 アピロトップMX1キロ粒剤51適用拡大!
「移植水稲」の「全域(北海道、東北を除く)の普通期及び早期栽培地帯」の 適用土壌「壌土〜埴土」に使用時期「移植時」を追加しました。
「移植水稲」の「全域(北海道、東北を除く)の普通期及び早期栽培地帯」に 適用土壌「砂壌土」を追加しました。
「移植水稲」の「クログワイ」、「オモダカ」に使用できるようになりました。
▼除草剤 アピロトップMX1キロ粒剤75適用拡大!
「移植水稲」の「北海道、東北」に適用土壌「砂壌土」を追加しました。
「移植水稲」の「クログワイ(北海道を除く)」、「オモダカ」、 「シズイ(北海道を除く)」に使用できるようになりました。
▼殺菌剤 アミスター10フロアブル 適用拡大!
「バナナ」の「黒星病」に使用できるようになりました。
▼殺菌剤 アミスター20フロアブル 適用拡大!
「えだまめ」の「べと病」に使用できるようになりました。
▼除草剤 タッチダウンiQ 適用拡大!
「陸稲(一年生雑草)」に使用できるようになりました。
「水田作物(水田刈跡)」の「オモダカ、クログワイ、キシュウスズメノヒエ」 に使用できるようになりました。
「大麦」の「は種後出芽前(雑草生育期:草丈30cm以下)」 に使用できるようになりました。
「豆類(種実、ただし、だいず、らっかせいを除く)」の 「畦間処理:雑草生育期 但し、収穫3日前まで」に使用できるようになりました。
「だいず」の「コウキヤガラ」に使用できるようになりました。
「樹木等」の「雑かん木」に使用できるようになりました。
▼殺虫剤 アファーム(R)エクセラ顆粒水和剤 適用拡大!
「ピーマン」の「ハスモンヨトウ」に使用できるようになりました。
▼殺虫剤 マッチ(R)乳剤 適用拡大!
「花き類・観葉植物(きくを除く)」に登録幅が広がり、 「きく」の「ハスモンヨトウ」に使用できるようになりました。
詳細情報はこちら
http://www.syngenta.co.jp/cp/label_kosin.html
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5.What's New(新着情報)
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▼殺虫剤 ジュリボ(R)フロアブル体験レポートを追加しました。
http://www.syngenta.co.jp/cp/seihin/durivo/index11.html
▼「アミスターあらたな10年に挑戦キャンペーン」実感レポートを 更新しました。(きゅうり:群馬県前橋市の山口 栄一さん)
http://www.syngenta.co.jp/cp/arigatou10/report/report48.html
▼雑草の話 第28話「秋冬期からの散布で春先の作業を効率化!」を追加しました。
http://www.syngenta.co.jp/cgi-bin/support/zasso/zasso.cgi?article=zasso28
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6.キャンペーン情報
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★★アミスタープレゼントキャンペーン
ご好評いただいております、アミスターあらたな10年に挑戦プレゼントキャンペ ーンは2010年12月をもちまして終了させていただきます。
応募したことのある方もそうでない方も最後のチャンスに是非ご参加ください。
11月の当選者発表とご応募はこちらから
http://www.syngenta.co.jp/cp/arigatou10/index.html
今後も実感レポートは毎月発表させていただきますので、 ご愛読の程、宜しくお願いいたします
(R) はシンジェンタ社の登録商標です。
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編集後記
今回の農業技術の匠でお話を伺いました三重県熊野市の大西様。
70代ということでしたが、温州みかん栽培へのこだわりや地域貢献するにはどう すべきかという飽くなき探究心、従業員の幸せを想う気持ちを語っている姿は、 バイタリティに溢れていました。そんな大西様の人柄に惹かれてか、会社には 元気な声が聞こえ、従業員の皆さんは楽しそうに働いているのが印象的でした。
今号で2010年のシンジェンタ・ホットニュースは最後となります。
いつもご愛読いただきありがとうございました。
2011年も皆様に役立つ情報をお届けできるよう一層精進いたしますので、 引き続きお付き合いの程、よろしくお願いたします。
ビジネスサポート部 橋本 典道
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