トップ雑草ソリューションシート日本芝フェアウェイ:カヤツリグサ科

● 雑草ソリューションシート −シンジェンタからのおすすめ防除提案―

日本芝フェアウェイ:カヤツリグサ科
芝地に発生したヒメクグ
芝地に発生したヒメクグ

出穂・開花したヒメクグ
出穂・開花したヒメクグ

ゴルフ場において防除への注意が必要になるカヤツリグサ科雑草の主な草種としては、ヒメクグとハマスゲが挙げられます。ともに多年生の難防除草種であることから、根絶するには手間と時間がかかりますが、放置すると急激に広がってしまうため、早めの対策が必要です。

ヒメクグ、ハマスゲの発生タイミングは一般的に4月下旬から5月上中旬以降に多くなることから、茎葉処理除草剤を用いて最適なタイミングで防除を行う場合、通常の春の土壌処理剤を中心とした除草剤の散布タイミングである、3月下旬から4月上中旬頃の散布では少し早すぎることになります。そのため、ヒメクグ、ハマスゲの防除を重点的に実施する場合、発生初期のタイミングに合わせた散布を考慮して実施することをお勧めします。
また、特にヒメクグは種子による繁殖力が強いことから、発生が多い場所においては、夏から秋にかけて始まる出穂・開花の少し前にもう一度茎葉処理除草剤を散布することで、株化した個体にダメージを与えるとともに、種子形成量を少なくして、次年度以降の種子発生個体を減らすことができます。


ヒメクグ、ハマスゲの発生消長(イメージ)と散布タイミング例※※
ヒメクグ、ハマスゲの発生消長(イメージ)と散布タイミング例 モニュメント モニュメント
効果的な防除方法と防除のコツ
  • 除草剤散布を実施する場合、防除効果の低い薬剤や、低薬量での散布は発生量が増加する危険性があることから、効果の高い薬剤を選択して、登録薬量範囲内での高めの薬量での散布をお勧めします。
  • 特にヒメクグは、湿潤な箇所において発生が多くなる傾向があるため、水みちやスプリンクラー、排水口周りには常に注意して、発生を見つけたら大きくなる前に、また広がる前に早めの対応を実施しましょう。
  • 基本的には発生初期での散布をお勧めしますが、大きくなった個体に対して茎葉処理除草剤を散布する場合、地上部が繁茂した状態より、一度刈り込んで小さくしてから散布した方が除草剤の効果は安定しやすくなります。
  • 発生量が増えすぎた場所においては、場合によって芝を張替えるなどの対処が必要なことがあります。
  • 出穂・開花初期のタイミングでの刈り込みは種子形成を一時的に抑えるため有効ですが、種子が形成されてしまった後のタイミングでの刈り込みは、条件によって芝刈り機が種子を運んでしまうことにより、芝刈り方向に向かって発生場所が広がることがあるため注意が必要です。
芝生用ローテーション資料(日本芝:多年生ハマスゲ、ヒメクグ) グリーン農薬総覧2009より
画像をクリックすると大きい画像をご覧いただけます。
芝生用ローテーション資料(日本芝:多年生ハマスゲ、ヒメクグ) グリーン農薬総覧2009より
「グリーン農薬総覧」2009 社団法人緑の安全推進協会刊より登録部分抜粋
● 雑草トピック
  • 近年、管理予算の削減などで除草剤の種類や薬量、散布回数を削った結果、ハマスゲやヒメクグなどの防除の難しい雑草の発生個所が増加する傾向にあります。
  • 近年、一部地域においてヒメクグが通常よりも早いタイミング(3月上旬頃)で発生し、それに伴って出穂・開花のタイミングも早くから始まっているとの報告があります。

トップへ戻る このページのトップへ戻る

Copyright Syngenta. All rights reserved.