トップ海外ニュースレターNo.333

この記事はグリーンキャスト(Green Cast)のホームページより抜粋し、翻訳しています。
原文はこちらをご覧下さい。 www.greencastonline.com   執筆者の紹介


●ニュースレター海外版 NO.333 April 2010

ミクロドキウムパッチ現れる

雪解けが始まって冷涼多湿な条件をミクロドキウムパッチは好みます。ミクロドキウムパッチはフザリウムパッチとも紅色雪腐病とも呼ばれ、低温で湿潤な気象条件下(0〜8℃)で発生します。芝生を管理する人々はこの病徴を雪が積もると発生する紅色雪腐病と呼んでいますが、米国では正式な病名をミクロドキウムパッチといいます(旧名フザリウムパッチ。日本での正式病名は紅色雪腐病)。ミクロドキウムパッチはとりわけ、日陰でじめじめした北向きの土地、または発病歴のある土地のスズメノカタビラによく発生します。また、クリーピングベントグラスもスズメノカタビラほどではありませんが紅色雪腐病にかかりやすく、成長した芝よりも若く柔らかでみずみずしい芝の方が発病しやすくなります。

冬期の紅色雪腐病の症状は一般的に、どちらかと言えば淡褐色または白色、時によって縁の色がピンクっぽい円形パッチとなって現れます。晩春に入って温度が4.5〜15.5℃まで上昇し湿度が高くなると、この病原菌は活発に活動し始めます。病原菌は停滞水の中を移動できる胞子を生産し、芝刈機に付いて容易に新しい場所に持ち込まれます。

感染当初、芝草は黄変しますがさび色、赤っぽい色、茶色へと急速に変色します。多くの場合、冬期に生じた古いパッチまたはサッチが胞子の伝染源となります。この病気は通常、晩春に発生すると発病適期は短く、冬期のように大きく目立つパッチとならず、また境界もはっきりしないので診断が難しくなります。暖かく乾いた気候が戻るにつれて、芝は急速に回復することが多くなります。

米国北部で温暖な気温が続くと秋に散布した殺菌剤の残効性が問題になるかもしれません。温暖な気候が続き、ミクロドキウムパッチに接触型殺菌剤を使用していて雪腐病が慢性的な問題となった場合、再散布を行っても良いでしょう。

2010年3月15日


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