トップ虫害ポケットブックウスチャコガネ

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写真(ウスチャコガネ)

● 学名

Phyllopertha diversa Waterhouse

● 形態

成虫は体長8mmから10mmの小型のコガネムシで、色は茶褐色です。先端が3つに分かれた長めの触覚が特徴です。

● 害虫の生態

ヒラタアオコガネ同様、4月下旬あたりという早い時期に成虫が現れます。昼行性で、日中に地表すれすれを飛翔しているので、発生のピーク、多く発生している箇所などの判断は比較的容易かと思います。飛んでいる姿はハエのように見えるため、成虫は不快害虫との位置付けもされます。成虫は約14日間、ほとんど餌を食べずに生存します。産卵後約20日で孵化し、幼虫は地中の浅い所(約3cm)に生存し、芝の根やサッチなどを食害しながら成長します。幼虫態で越冬し、3月下旬頃から蛹となって約20日後、羽化したものが地表に現れはじめます。

  幼虫 成虫
1令 2令 3令
生息場所 地中 地中約3cm程度(越冬中はやや深い) 地中  
エサ シバの根、サッチなど ほとんど摂らない
おおよその期間 約20日 約40日 約30日 (越冬) 約20日 約14日

● 防除のコツ

成虫の発生時期が近いことから、ヒラタアオコガネとの同時防除が可能です。芝に対する被害が現れるのは夏場から初秋にかけてですが、防除適期は5月下旬から6月あたりです。他のコガネムシ同様、芝への被害が現れる前の予防散布が、効率的なコガネムシ防除といえます。
ウスチャコガネ幼虫の生息する深さは比較的浅いので、薬剤が生息域に達しやすく、薬剤による防除効果が出やすい部類に入ります。

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