トップ病害ソリューションシート葉腐病(ブラウンパッチ)

● 病害ソリューションシート −シンジェンタからのおすすめ防除提案―

ブラウンパッチは夏期に発生することが多い病害ですが、その時期は芝が弱っているため他にも多くの病害が発生します。複数の病害に優れた効果を出す薬剤を選択することで作業の効率化をはかります。

葉腐病(ブラウンパッチ)
● 発生時期と防除タイミング・年間ローテーションの提案
・ 太平洋沿岸地域の平地における発生の場合
ダイブフロアブル
ダイブフロアブル
・ 高冷地における発生の場合
ダイブフロアブル
  • ブラウンパッチが発生する時期は他にダラースポット病、炭疽病、ピシウム病、フェアリーリング病といった主要病害も発生しやすい時期のためスペクトラムが広い薬剤を選択し、きれいな芝を保つことで高い満足感が得られます。
  • 特に刈高が高いベントカラーや西洋芝フェアウェイではブラウンパッチであることが分かりづらいため、スペクトラムが広い薬剤を効率的に用います。
  • 散水や降雨が多い時期に発生が多いため、耐雨性に優れた薬剤を選びます。
病原菌の感染部位イメージ
病原菌の感染部位イメージ
ベントグリーンとカラーに発生したブラウンパッチ 直角分岐するリゾクトニア菌糸
ベントグリーンとカラーに発生した
ブラウンパッチ
直角分岐するリゾクトニア菌糸
芝生用殺菌剤ローテーション資料
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芝生用殺菌剤ローテーション資料
「グリーン農薬総覧」2007 社団法人緑の安全推進協会刊より登録部分抜粋
病害ソリューションシートは、一季出版『月刊ゴルフマネジメント』誌で連載中です。
(2008年6月15日掲載)
● 防除のコツ
  • ブラウンパッチに対して長期残効が期待できる薬剤が出てきたため、長期間病害が抑えられ、この病害に馴染みのない方が増えてきています。早朝にスモーキーリングが見えることや、光学顕微鏡で直角分岐する菌糸を確認することで正しい診断をします。
  • 地際部に感染している病害のため、薬剤を地際部へ届けます。刈高が低い場所は少水量散布で対応できますが、刈高が高く密度が高いベントカラーなどは水量が多めの方がお薦めです。
  • ブラウンパッチの病原菌自体は耐性菌のリスクは低いので薬剤ローテーションを過度に気にする必要はありませんが、同時発生する他の病害のことも考慮に入れて薬剤ローテーションには注意を払います。
● 管理のコツ
  • 窒素は少なめ、カリはやや多めに与えます。病害が活発な時は窒素施肥を控えます。
  • 散水は早朝に行います。

ブラウンパッチの症状は、気象条件、土壌や水分等の環境条件、芝の品種、刈高の程度、施肥状況に応じて大きく異なります。また、葉に斑点を発生させたり、スモーキーリングを発生させたりすることもあります。スモーキーリングとは、灰色でリング状に芝が枯れている様子を指し、病害が進展しているパッチの周囲に形成され、早朝などの芝が濡れている時によく観察されます。感染したエリアの葉が枯れた後、生き残った地際部から新しい葉が生えることがあります。

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