トップ病害ソリューションシートピシウム病・赤焼病

● 病害ソリューションシート −シンジェンタからのおすすめ防除提案―

近年はサンドグリーン化や少施肥傾向にあるためピシウム病や赤焼病に悩まされるゴルフ場も減少してきていますが、発生するコースでは年間を通してスッキリとしない状態が続くようです。

▼ 詳しい病害情報はこちら
・ 病害ポケットブック ピシウム病
ピシウム病・赤焼病
● 発生時期と防除タイミング・年間ローテーションの提案
・ 太平洋沿岸地域の平地における発生の場合
サブデューマックス液剤
サブデューマックス液剤
バナーマックス液剤
ダイブフロアブル
サブデューマックス液剤
バナーマックス液剤
  • 年間を通してピシウム病が発生するゴルフ場では予防主体の薬剤体系を設計します。
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  • 基幹となる薬剤には残効性の長いものを選びます。
  • 散水や降雨が多い時期に発生が多いため、耐雨性に優れた薬剤を選びます。
  • 夏期高温時には炭疽病菌との複合感染も考慮します。
芝生用殺菌剤ローテーション資料
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芝生用殺菌剤ローテーション資料
「グリーン農薬総覧」2007 社団法人緑の安全推進協会刊より登録部分抜粋
病害ソリューションシートは、一季出版『月刊ゴルフマネジメント』誌で連載中です。
(2008年4月15日掲載)
● 防除のコツ
  • 明確に病害が分かる場合もありますが、もやもやとした病徴を示す場合もありますので、正しく診断するために光学顕微鏡(×400倍程度)で観察をします。
ライン状に伸びた病徴 もやもやとした病徴 二重丸(◎)になっている卵胞子
ライン状に伸びた病徴 もやもやとした病徴 二重丸(◎)になっている卵胞子
ターフジェットノズル
  • 顕微鏡観察ができなくても目視で分かる場合もあります。ピシウム病害にかかると根がアメ色に変色するからです。日常のカップ切りをしている中で気づく場合もあります。
  • 主に地際部〜根と土壌の有機残さに病原菌が生息するので少水量散布は不向きなことが多いです。ターフジェットノズルにより200-500ml/m2で散布することで効果が安定します。
  • 主に夏期の発生事例が多いですが、発病条件が揃っている場所によっては早春から晩秋まで発生回数が多い病害です。また、耐性菌の出現レベルも中程度のため、薬剤ローテーションを気にする必要があります。

病原菌の感染部位イメージ
病原菌の感染部位イメージ
● 管理のコツ
  • ルートマットを形成しやすい品種のベントグラスはピシウム病害が発生しやすいので適時更新作業を行います。
  • 刈高が高く蒸れやすいベントグラスのカラー等ではピシウム病害が発生しやすいので、刈高を下げます。
  • サッチ量を減らします。
  • 適切な窒素量を維持します。
  • 芝の乾燥を促進するために、通気性をよくします。
  • 日陰を極力減らします。
  • 早朝に散水を行います。夜間の散水は控えます。
  • 土壌の水はけを改善します。
  • 散水は、地中にしみ込むまでたっぷり行い、できるだけ回数を減らします。
  • 夜温20℃で湿度90%を超える時は、予防目的に接触性殺菌剤および浸透性殺菌剤を散布します。

ピシウム属菌は120を超える種から成り立っており、ベントグラスに対する病原性も高いものから低いものまで様々です。発病する温度域から低温性、中温性、高温性のタイプに分けられ、このため発病条件が揃っている場所では長期に渡り発生が確認されます。窒素と雨・散水量が多く、水はけが悪い場所が発病しやすいです。

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