トップ病害ソリューションシート夏・秋から発生する日本芝病害の見分け方と対処方法

● 病害ソリューションシート −シンジェンタからのおすすめ防除提案―

今回は夏・秋から発生する日本芝の病害の見分け方と対応方法の提案です。夏・秋から発生する病害も病害診断を受けずに現場で見分けることが可能なものが多いようです。

夏・秋から発生する日本芝病害の見分け方と対処方法
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病害の発生
開始時期
状況 病名 症状写真 対処方法
夏から出始める I.菌糸が浮く→ ダラースポット病 ダラースポット病 シバンバなどを散布します。
即効性のある窒素などの施肥が有効です。
II.菌糸が浮かない      
  i.発生場所はマウンドの上部や、土壌が砂質で乾燥している場所。ストレスの多い場所。特に細葉のコウライシバに多い傾向→ コウライシバ炭疽病 コウライシバ炭疽病 ストレス軽減を図ります。
散水の頻度を上げます。
細葉コウライから中葉コウライへの品種切り替えをします。
  ii.発生場所は水道など水分が多い場所→ 葉枯病
(犬の足跡)
葉枯病(犬の足跡) センチネル、バナーマックスなどを散布します。
排水不良箇所の改善が有効です。
秋から出始める I.パッチ周縁部が赤味を帯び、植物を引っ張ると地際部から簡単に抜ける→ 葉腐病
(ラージパッチ)
葉腐病(ラージパッチ) シバンバ、ヘリテージ、センチネルなどの散布をします。
II.植物は抜けない      
  i.菌糸が浮く→ ダラースポット病 ダラースポット病 シバンバなどの散布をします。
即効性のある窒素などの施肥が有効です。
  ii.菌糸が浮かない      
    1.発生がラフなど刈込頻度が低い場所→ 疑似葉腐病
(象の足跡)
疑似葉腐病(象の足跡) センチネルなどの散布をします。
長期間露が付いている状態を避けるようにします。
グリーン周りなど美観を重視する場所では薬剤防除します。
夏に出ることもあります。
    2.発生場所はマウンドの上部や、土壌が砂質で乾燥している場所で、雨や散水によりパッチが赤味を帯びる→ 立枯病
(ゾイシアデクライン)
立枯病(ゾイシアデクライン) 秋に発生する軽微な症状はヘリテージやセンチネルの秋期散布により治療効果が認められることが多いです。また春に発生する重度な症状も秋期の予防散布により防除が可能で、春先の芝がきれいになります。
乾燥土壌での発生が多いので冬期間でも散水(保水剤の利用)します。
● 発生時期と防除タイミング・年間ローテーションの提案
・平地における発生の場合
平地における発生の場合
センチネル
  • 夏・秋から発生する病害は初秋の薬剤散布が有効です。晩秋になってからでは芝の活性が衰えるため、治療的な防除では効果が現れ難くなります。
芝生用殺菌剤ローテーション資料
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芝生用殺菌剤ローテーション資料
「グリーン農薬総覧」2007, 2008追補版社団法人緑の安全推進協会刊より登録部分抜粋

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