トップ病害ソリューションシート春から発生する日本芝病害の見分け方と対処方法

● 病害ソリューションシート −シンジェンタからのおすすめ防除提案―

今回は春から夏に発生する日本芝の病害の見分け方と対応方法の提案です。日本芝に発生する病害の見分け方は困難なことが多いですが、意外と現場で見分けられるものが多いようです。

春から発生する日本芝病害の見分け方と対処方法
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病害の発生
開始時期
状況 病名 症状写真 対処方法
春から出始める I.パッチ周縁部が赤味を帯び、植物を引っ張ると地際部から簡単に引き抜ける→ 葉腐病
(ラージパッチ)
葉腐病(ラージパッチ) ラージパッチに登録のある薬剤(シバンバ、ヘリテージ、センチネル等)の散布をします。
II.植物は抜けない      
  i.菌糸が浮く→ ダラースポット病 ダラースポット病 シバンバなどを散布します。
尿素などの施肥が有効です。
  ii.菌糸が浮かない      
    1.発生から病害回復までが2-4週間程度→ 疑似葉腐病
(春はげ症)
疑似葉腐病(春はげ症) シバンバ、ヘリテージ、センチネル等を前年秋の芝休眠前に散布をします。
    2.発生から病害回復まで時間がかかる      
      (1).発生場所が水道や水はけが悪い場所で、スポット状に発生する→ カーブラリア
葉枯病
(犬の足跡)
カーブラリア葉枯病(犬の足跡) センチネル、バナーマックス等を散布します。
また水はけを良くしたりサッチを少なくしたりします。
      (2).発生場所がマウンドの頭や、土壌が砂質で乾燥している場所に発生し、雨や散水をすることでパッチが赤味を帯びる→ 立枯病
(ゾイシアデクライン)
立枯病(ゾイシアデクライン) 前年秋にヘリテージ、センチネル等を芝の休眠前に散布します。
乾燥土壌での発生が多いので冬期間でも散水を行う、もしくは保水剤の利用などにより水持ちを良くします。
      (3).夏に向けてパッチやリングが目立ち、発生場所は毎年ほぼ同じ。傾斜地における発生が多い 霧が立ち込めることが多いコースではフェアウェイの発生もある→ ネクロティック
リングスポット病
ネクロティックリングスポット病 酸性土壌での発生が多いため、石灰散布などによってアルカリ性に傾けます(現在、登録されている薬剤はありません)。
以下のような場合は特にネクロティックリングスポット病の可能性が高まります。
リングや半リング状に発生 夏にかけて目立つようになる
リングや半リング状に発生
夏にかけて目立つようになる
毎年同じ場所に発生 特に傾斜地に多い
毎年同じ場所に発生
特に傾斜地に多い
激しい場合は秋まで発生跡が残る
激しい場合は秋まで
発生跡が残る
● 発生時期と防除タイミング・年間ローテーションの提案
・平地における発生の場合
平地における発生の場合
シバンバフロアブル
シバンバフロアブル
  • 春から発生する病害は秋の薬剤散布、特に芝の休眠期前処理が有効です。これは春に防除散布を行っても効果が劣ることが多いため、病原菌が芝草に感染する時期である秋の防除を主体に考えます。
芝生用殺菌剤ローテーション資料
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芝生用殺菌剤ローテーション資料
「グリーン農薬総覧」2007, 2008追補版社団法人緑の安全推進協会刊より登録部分抜粋

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