トップコースとともにNO.20 ターフ訪問 太平洋クラブ 六甲コース

●コースとともに

ターフ訪問 太平洋クラブ 六甲コース (兵庫県三木市吉川町)

雑草に温暖化の影響!!防除にも新たな対策を


太平洋クラブ 六甲コース
 「日米対抗ゴルフ」(1983年)や「三菱ギャラントーナメント」(1997年)、「日本女子プロゴルフ選手権コニカ杯」(2002年)などの開催経験がある「太平洋クラブ六甲コース」。雄大さと美しさが融合したチャンピオンシップコースとして定評を得ています。この高い評価を維持するために、コース管理が果たしている役割は少なくありません。そのあたりの努力や工夫について、小笠原操・コース管理担当ディレクターに伺いました。

お客様にコース管理への理解を求める

コースメンテナンスレポート

コースメ ンテナンスレポート

コース管理担当ディレクター 小笠原 操氏
コース管理担当ディレクター
小笠原 操氏

 太平洋クラブ六甲コースでは、お客様がコース管理の仕事を理解できるように工夫を凝らしています。クラブハウスの出入り口にパネルを置き、『コースメンテナンスレポート』(写真)と題する告知を行っているのもその一つ。去年から実施しており、更新作業の状況などがかなり詳細に記載されています。
「お客様もコース管理に興味があるようで、いろいろと知りたいと思っておられます。そうした要求があるので、レポートのようなもので告知しようと考えました」(小笠原さん)
 たとえばグリーンの更新作業の場合、しばらくはグリーンに穴が空いた状態が続きます。砂をまいた後はパッティングクオリティも落ちます。同ゴルフ場はサブグリーンがないので、グリーンを使いながら更新作業を行わなければなりません。芝の品質を維持するための必須作業なのだと、お客様に理解してもらうことが不可欠なのだそうです。

六甲コースの18番ホール。コースに池が多く設けられているのは、夏場の水不足対策という目的もあります。
六甲コースの18番ホール。コースに池が多く設けられているのは、
夏場の水不足対策という目的もあります。

雑草に『クサブロック』と『モニュメント』

最近目立つようになったスズメノカタビラ。フェアウェイなどにもダラダラと発生するそうです。小笠原さんは「このあたりにも出ますよ。秋の早いころから目立ち始め、それが年を越しても出ている。昔はこんなことはなかったですね」と語ります

最近目立つようになったスズメノカタビラ。フェアウェイなどにもダラダラと発生するそうです。小笠原さんは「このあたりにも出ますよ。秋の早いころから目立ち始め、それが年を越しても出ている。昔はこんなことはなかったですね」と語ります。

『コースメンテナンスレポート』には、薬剤散布の状況や使用目的なども記載されます。これから秋のシーズンにかけては、除草剤に関する記載なども見られることでしょう。

植木の周囲、斜面の際などに目立つチガヤ

植木の周囲、斜面の際などに目立つチガヤ

「ここ数年はスズメノカタビラが目立ちます。暖冬の影響か、いままでと同じタイミングで土壌処理剤を散布すると、時期的に遅いのかもしれません。今年の秋は少し早めに除草剤を散布しようかなと思っています。グリーン周りは8月末までには処理したいですね」
 グリーン周りの除草には『クサブロック』を使用しています。同ゴルフ場は粘土質で排水が悪いことから、こうした土壌に合っている『クサブロック』を選択しています。
「難防除雑草には『モニュメント』を使っています。法面などのチガヤを始めとする多年生イネ科雑草が対象です。多年生カヤツリグサ科雑草についてはかなり抑制できていますね」
 小笠原さんは、こうした難防除雑草やスズメノカタビラ対策でモニュメントを重点的に使っていこうと考えています。

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