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第25話 アクタラ粒剤5
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第25話 アクタラ粒剤5 -その特性と上手な使い方-
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今回の話はアクタラ粒剤5です。「な〜んだ自社製品の宣伝ですか」と云われそうですが、宣伝と決めつけずに読んでみてください。
猫の額といったら猫からもバカにされそうな狭い庭が我が家にもあります。畑にはできない狭さなので、ポットやコンテナーを使って果樹・野菜や草花つくりを楽しんできました。栽培してみて困ったのは、アブラムシ類、コナジラミ類、ハモグリバエ類、アザミウマ類、ダニ類の執拗な攻撃が繰り返され薬剤散布とのイタチゴッコで、収穫を望めないこともしばしばでした。しかし、アクタラ粒剤5を使うようになってからは定植時の施用により、害虫ではダニ類の防除を除き薬剤散布なしに収穫ができるようになりました。来年の野菜のシーズンに備えて、アクタラ粒剤5の特性とその使い方について考えてみましょう。
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| オンシツコナジラミ成虫 |
トマトハモグリバエ成虫 |
ミナミキイロアザミウマ 成虫と幼虫 |
アクタラ粒剤5の特性
アクタラには散布用の「アクタラ顆粒水溶剤」と土壌処理用の「アクタラ粒剤5」があります。 アクタラ粒剤5はアクタラの有効成分であるチアメトキサムを0.5%含有する粒剤で土壌施用剤として開発されました。チアメトキサムはネオニコチノイド剤のなかでも害虫に対するスペクトラムの広さや植物への浸透移行性の強さの特異性などから第2世代のネオニコチノイドと呼ばれています。アクタラはヒトに対する急性毒性が低く、昆虫に選択的に毒性を発揮する殺虫剤ですので、プロの農家はもちろんベランダや庭先での趣味の野菜つくりを楽しんでいるアマチュアの方でも安心して利用できる殺虫剤なのです。
適用害虫と施用方法
 | | ワタアブラムシ | なすやトマト、きゅうりなどの主な重要害虫はアブラムシ類、コナジラミ類、アザミウマ類等ですがこれらはこれまで使われていた殺虫剤に抵抗性となっている害虫がほとんどです。アクタラは従来の薬剤に抵抗性の害虫に対しても優れた防除効果を発揮します。
アクタラ粒剤5の施用方法は野菜の定植時に植え穴に処理する場合と育苗期の後半に株元に処理する方法とがあります。施用量は株当たり1〜2gの少量で防除効果を発揮するのが特徴です。野菜の種類によって施用量は違っているので、別表の適用害虫と使用方法をよく読んで、施用量や使用方法は間違いの無いように実施してください。
今年、私の庭でもきゅうり、なす、トマト、ピーマンなどの野菜をコンテナやポットで栽培しましたが、定植時にアクタラ粒剤5を処理したところ、夏の間、アブラムシやハモグリガ、コナジラミ類の発生は認められず、新鮮なトマトやなすを収穫して楽しむことができました。しかし、ナミハダニやうどんこ病が発生したので、それらの防除は必要でした。
柑橘(苗木)への施用方法
 | | ミカンハモグリガ幼虫 | アクタラ粒剤5は柑橘(苗圃)でもミカンハモグリガに登録されています。私の庭にも昨年ポットに植えたレモンとキンカンの苗木があり、ミカンハモグリガ防除のため5月下旬に処理しましたが、8月下旬頃まで新芽への発生は認められず、優れた防除効果を示しました。しかし、アゲハの幼虫には防除効果はないので、毎日観察して捕殺による防除で対応しました。
山口県大島柑橘試験場の試験成績でも20g/樹、一回の施用でおおむね3ヶ月持続することが報告され、施用上の留意点として、(1)降雨直後の施用が望ましく、施用後5日以上降雨がみこまれない場合には潅水が必要であること(2)樹幹下全面よりも主幹部周囲(半径10cm以内)への集中施用が望ましい。と報告しています。
このようにアクタラ粒剤5の野菜や果樹苗木への施用は少量の薬剤処理で長期間に亘る害虫の防除効果が期待できる薬剤です。皆さんもぜひアクタラ粒剤5の効果をお試しください。
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シンジェンタ ジャパン株式会社 開発本部 技術顧問 古橋 嘉一 2003年11月20日掲載
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