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製品体験レポート


色と形を見れば、品種が分かる。【The農家列伝 -りんご編-】

青森県弘前市 齋藤 力さん
JAの地区りんご部会長などを経て、現在は青森県りんご協会技術顧問、弘前市の後継者剪定競技会講師を兼任する3代目りんご専業農家。りんご6.1ha(ふじ、つがる、ひろさきふじ、王林、未希ライフ)を作付。

無理をしない「剪定」が信条

「あと3週間ぐらいで開花かな」と齋藤さん。取材時は4月下旬。ふじの花芽がちらほらと芽吹き始めていた。

りんごの外観を見ただけで、15品種すべてを言い当てる。そんな眼力も持つのが齋藤さんだ。昨年、全国ネットのTVバラエティ番組に出演し、りんごの達人として話題となった。
「色と形でわかるのさ。長年りんご見てるからね。表面の果点の大きさとか葉を見れば、それぞれ微妙に違うんだ」。
そんな齋藤さんが最も影響を受けた人物──それが現在82歳の父親だ。朝早くから夜遅くまでりんごづくりに精を出し、家族のために働く。そして働いた分だけ家は豊かになっていった。その物言わぬ背中が、りんご農家への道に自分を導いたのだという。

後継者剪定競技会の講師も務める齊藤さんは、長年、りんごの木と向かい合い、「剪定」という管理作業を極めてきた。若いころは、試験場の先生やりんご栽培の関係者が書いた様々な書籍を、片っ端から読みあさったのだという。そして、その知識を実践し、その目で確かめてきた経験から、「剪定」のあるべき姿にたどり着いた。
「剪定次第で、その年の生産量が決まると言っていいほど大事な作業。毎年、コンスタントに一定の収量を上げるためには、『無理な剪定をしない』こと。これに尽きる」。
枝の長さと太さのバランスを考えて、短く切りすぎない、木に刺激を与えず、負担をかけない。そんな剪定が達人の極意だ。


りんご台風で人生最大のピンチ

愛用歴20年の剪定ばさみ。定期的に業者にメンテナンスを依頼し、新品同様の切れ味を保つ。

りんご農家として順風満帆な生活を送っていた齋藤さんを、平成3年、台風19号が襲った。俗にりんご台風といわれるその災害により、りんごは全滅。失意の淵に立たされたが、父親に憧れて跡を継いだ農家の道──引き返すわけにはいかない。多額の借金をし、JA青年部の仲間と励ましあいながら再興を図った
苦しくても、農業には夢がある。そう思い、苦境を乗り越えたその自信が、自分を大きく成長させてくれたという。
剪定という作業がそうだったように、「自分の目で確かめてきた経験があるからこそ、この時期にはこの剤をという確信が持てる」という齋藤さん。病害虫防除にも、そのポリシーは活きている。メインのふじでは、長年にわたり落花直後にスコアMZ水和剤、摘果時期の7月上旬にサイハロン水和剤を散布。なぜ齋藤さんは、このタイミングにこだわるのだろうか。
スコアMZ水和剤は、EBI剤の中でも特に黒星病への効果が高い。最初が肝心だから、発生時期の最初にまくんだ。それから、モモシンクイガは、ふ化幼虫が食入を始める7月上旬に密度を下げておくことが大事。サイハロン水和剤は、合ピレ剤の中でも一番残効が長い。1ヵ月以上は効いてる感じだね」。
無理のない剪定も適期の防除も、品質の高いりんごへの熱い想い。ぜひ丸かじりで食べてほしい、と達人の頬がゆるんだ。


知恵フクロウ

斎藤さんの防除スケジュール(ふじの場合)



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